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2008/11/12

あさっての方向

Img107 山田J太 著。コミックブレイドMASAMUNEにて2003~07年にかけて連載、全5巻完結。

 早く大人になって、義兄である尋の負担を減らしたいと願う少女、五百川からだ。彼女の願いは、尋の同僚、野上椒子と肉体年齢が入れ替わるという形で、叶ってしまう。

 心は子供のままだが、身体だけは大人になってしまったからだと、心は大人のままだが、身体だけが子供になってしまった椒子。尋は、からだと椒子が願った願い石に秘密があるのではと駆けつけるが、願い石は願いをかなえてしまったからか、崩れて炭のようになってしまっていた……。

 入れ替わるのがなんと第4話という、恐るべきスローペースな作品。言い換えればゆっくり、じっくり描かれた作品であり、そのあたりが非常に心地よく、面白かったです。……4巻までは。最終巻を読んだときのがっかりさは、かなりのものでした。

 3巻から出てくる新キャラを含めた展開も面白く、続きも楽しみにしていたのですが、最終巻の終わり方には新キャラが正直不要。となるとやはり、打ち切りだったんでしょうか。ちょうどアニメ化された頃だったので、アニメ化に伴い新キャラ投入、しかしアニメ終了と共に本編も終了、風呂敷畳めず投げっぱなし、とかのダメパターンだったのかなー。

 身体だけが大人になってしまったからだと、身体が子供になってしまった椒子、そしてその二人を保護する尋。この三人の立場と心情を、実に見事に描いた作品だと思います。そして同時に、実に惜しい作品でした。3、4巻の展開を無くして、1、2、5巻の全3巻にしてしまえば、全然問題なかったのにー。なんて言っちゃダメですか?

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