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2008/11/13

あいこら

Img221 井上和郎 著。週刊少年サンデーにて2005年から2008年にかけて連載、完結。単行本全12巻。

 瞳、胸、声、脚、腰、手、唇、耳、尻、etc…。自分にとって最高のパーツを持つ女性を求めてやまない高校生、前田ハチベエ。人が多いからという理由で東京の坂下門高校へ進学したハチベエだったが、入寮する予定だった男子寮が火事で焼け落ちていてしまい、いきなり行き場を失ってしまう。幸いにも女子寮の離れに住むことを許されたが、なんとその寮の責任者はハチベエ好みの脚を持つ学園の教師。さらに入寮者3人は、それぞれハチベエ好みの瞳、胸、声を持つ学園の生徒だった。

「好みのパーツを持つ女性なら、性格なんてどうだっていい!」 求道者ハチベエの、波乱に満ちた高校生活が始まる。

 主人公ハチベエがほんとにバカ(褒め言葉)で、最高でした。一応ハーレム系ラブコメに分類されるであろう作品ですが、序盤のハチベエは上記の通り性格より容姿であると言い切っており、恋愛要素はあまりありません。中盤からはパーツが好きという事とその人が好きということの違いについて悩んだりしだして、きっちりラブコメ風味になってきます。

 作品自体が面白かったことは間違いないのですが、唯一の不満点は、ハチベエ好みのパーツを持つ女性は何人も出てくるが、ヒロイン担当は最初から固定されている、ということ。この作品でいえば、ハチベエ好みの瞳を持つ天幕桜子が最初からヒロインとしてキャラをたてられていて、他キャラはいくらハチベエを好きになろうが、結ばれることは絶対に無いことが登場時点からわかっている、というのがさみしすぎます。

 といってもこの問題は、ハーレム系マンガ全般が抱える宿命なんですけどね……。(この意味で私は、週刊少年ジャンプで連載されていた「いちご100%」を評価しています。そのうちレビュー予定)

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