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2008/11/15

オレンジ

Img110 能田達規 著。週刊少年チャンピオンにて2001~04年にかけて連載、全13巻完結。

 プロサッカーリーグ2部に所属する南予オレンジは、ここ何年も成績が低迷。ついには市長から、今期1部に上がれない限り支援の打ち切りを通達される。それは、南予オレンジというプロサッカーチームの解散を意味していた。

 だがそこに、スペインからやってきた若干16歳の天才ストライカー、若松ムサシが現れる。彼は故オレンジ前オーナーとの約束を果たすため、日本までやってきたのだ。さらにはムサシの才能に惚れ込んだ代表候補MF青島コジローも加わり、オレンジは奇跡の1部リーグ昇格を目指し戦い始める。

 最高に面白いです。ムサシの決定力はあるものの、資金難及びチームとしてのまとまりがなく苦戦する序盤。資金難を克服し、チームとしてもまとまってきて上位に進出するが、コジローが靱帯損傷で離脱、さらにはムサシの代表招集拒否問題が絡んでチーム内外からゴタゴタする中盤。それらの問題が解決し、昇格を賭けた最後の戦いを演じる終盤。どれもこれも、本当に面白いです。

 展開も面白いですが、それを表現するコマ割りもまた素晴らしい。パス回しの速度を感じるコマ割り。静止画だけの漫画のはずなのに、勢い、速度、そして躍動感があふれ出ています。これがなければ、多分ここまで面白く感じないと思います。

 能田達規というと「おまかせピース電気店」の方が有名かもしれませんが、私個人は、この「オレンジ」の方が面白いと思っています。それだけに、この次の連載だった「フットブルース」の打ち切られっぷりには、めちゃめちゃがっかりしました……。

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