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2008/12/01

3月のライオン

Img290 羽海野チカ 著。ヤングアニマルにて2007年より連載中。単行本2巻まで以下続刊。

 人とのつきあいを苦手とする主人公、桐山零が将棋を覚えたきっかけは、父が奨励会員だったということだった。父の友人である幸田というプロ棋士が驚くほどに将棋の腕を上げていく零だったが、そんなとき父と母、そして妹が交通事故で他界してしまう。一人になってしまった零を、幸田が養子兼弟子として引き取ってくれたが、零が幸田家の姉弟よりも棋力で上回ってしまったことで、そこでの人間関係にもひびが入ってしまう。やがてプロになったことで金銭的に自立できるようになった零は、幸田家を飛び出し、一人暮らしを始める……。

 ここまでがだいたい、1巻終了時までにわかる連載開始時の設定。非情に暗い設定で暗い主人公なのですが、零に次ぐメインキャラの、近所に住む世話好き川本3姉妹のおかげで、哀しいながらもハートフルなストーリーになっています。

 アニメ化、ドラマ化された前作「ハチミツとクローバー」は、恋愛要素の多い青春群像劇でしたが、そこから恋愛要素を減らして、勝負要素を追加した感じでしょうか。今回はハチクロよりも登場人物の年齢層が幅広いため、もともと見事だった心理描写表現に多様性が出て、さらに見事になっています。

 まだまだ明らかになっていない設定もたくさんありそうだし、今後どうなっていくのかはわかりませんが、私個人はハチクロよりもこちらの方が好きです。今後も楽しみです。

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