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2009/01/04

GUNSLINGER GIRL

Img156 相田裕 著。月刊コミック電撃大王にて2002年より連載中。単行本10巻まで以下続刊。

 イタリアの公益法人、社会福祉公社の作戦2課は、表向きは身障者支援事業と称して障害を抱えた少女たちを引き取っていたが、実際には引き取った少女たちを義体と呼ばれる強靱な身体に改造し、洗脳を行った上で政府の非合法活動に従事させるという、一種の諜報機関だった。洗脳は記憶を改竄し、公社と担当官への絶対的な服従心を生むが、同時に担当官への依存症、記憶障害、大幅な寿命の低下などの副作用も生んだ。

 担当官の一人、ジョゼッフォ・クローチェが選んだ義体の候補者は、一家殺害にあい右手左足を失うという重傷を負い、自ら死を望んでいたヘンリエッタという名の少女だった。ヘンリエッタにとって、洗脳で記憶を失うことは幸せなことであり、義体という強靱な身体を手に入れたことで、公社としての活動にも従事していったが、早くも砂糖の甘みをあまり感じない、一年前の事が思い出せない、などの副作用が現れ始めていた。

 義体の少女たちと、その担当官、そして彼らが所属する公社と、敵対組織である五共和国派、それらそれぞれの思惑が絡み合って織りなすヒューマンストーリー。一見すると、女の子を身体強化して銃を持たせて殺し屋にしてみました、というなんとも都合のいいキャラ設定に見えますが、ストーリー設定は実際のイタリアの社会問題を背景とした非常に重みのあるもので、それがあるからこれだけ面白いのだと思います。ヘンリエッタかわいいし(聞いてない

 作中にはジョゼ・ヘンリエッタ組だけでなく、ジャン・リコ組、ヒルシャー・トリエラ組など、何組も義体と担当官の組が出てきて、それらが状況に応じて主役をはっていく、という感じです。物語の終わりは今のところ見えてきませんが、落とし所自体はもう考えてあるとは思うので、どういった結末を迎えるのかが今から気になる作品です。

 今回調べていて知ったのですが、これってもともとは同人で発表されていたものらしいですね。森薫「エマ」と同じかー。2度アニメ化されていますが、それまでエマと同じですね。3度目はあるのかな……?

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