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2009/01/08

PLUTO

Img159 原作・手塚治虫、漫画・浦沢直樹。ビッグコミックオリジナルにて2003年より連載中。単行本6巻まで以下続刊。

 ある日、世界の科学技術の粋を集めて作りあげられた最高峰のロボットと呼ばれる七体のうちの一人であるモンブランが、何者かに破壊される。同じく最高峰のロボットたちの一人であり、ユーロポールの特別捜査官でもあるゲジヒトは、その時ロボット法擁護団体幹部が殺された事件を捜査していたが、二つの事件には遺体の頭部に角を模したものが置かれているという奇妙な共通点があった。ゲジヒトはこの二件を同一犯によるものと考え捜査を開始するが、すぐに第2、第3の事件が起きてしまう――。

 手塚治虫「鉄腕アトム」に収録されている「地上最大のロボット」を原作とした、浦沢直樹流リメイク作品。手塚版は浦沢版に比べると全然短く、手塚版を一度細かく分解し、様々な肉付けをして再構築したのが浦沢版、と言っていいと思います。また手塚版は当たり前ですが主人公はアトムですが、浦沢版は中盤まではゲジヒトが主人公扱いとなっています。ロボット一人ひとりのストーリー肉付けは追加要素としてうまくいっていると思いますが、すでに物語は佳境へきており、ラストを一体どうするのかが非常に興味深いです。

 正直原作が面白いため、私個人としては、浦沢版の評価はまだできないでいます。今のところは面白いですが、原作が面白いんだから当たり前だという気もしてしまいますし、だからこそラストがどうなるのかとても気になるというわけです。ただ、この作品の読者には、手塚版を読んだことがある人とない人が当たり前ですがいるわけで、その両者に対して一つのリメイク作品を提供するというのは、非常に難しいんだろうなー、とは思います。色々な意味で気になる作品です。

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