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2009/01/30

曲芸家族

Img171 みさき速 著。週刊少年チャンピオンにて2003年~2004年にかけて連載、第一部終了後中断中。単行本4巻まで。

 夢は平凡だが平和な一生を送ることだという、現実主義者の中学生、一堂天は、ある日学校の屋上で寝ていた少女に出会う。その少女の事が気になりながら天が家に帰ると、なんと置き手紙と共に両親が失踪。天は両親に頼まれたと言ってやってきたサーカスの団長に連れ去られてしまうが、サーカスの敷地内で学校で出会った少女を見つける。だが、なんと少女は天の妹の輪であり、さらに姉の円をあわせた三人は、一卵性の三つ子なのであった。果たして学校で出会った少女は円だったのか、輪だったのか。そもそもなんで三つ子だということを今まで教えられてなかったのか。というかそれを聞くべき失踪した両親は、どこへ行ったのか。一堂天の平凡な人生は、一向に始まる様子を見せないのであった……。

 舞台はサーカスですが実際に興行をするシーンはほとんどなく、円、天、輪の三つ子を中心に据えた、一座に所属する様々な特異な人たちの繰り広げるコメディーです。平凡に憧れる少年の非凡な人生、と言う感じで私は非常に好きだったのですが、設定や伏線をたくさん残したまま第一部完となり、その後再開される様子もまったくありません。打ち切りにはあまり見えない終わり方だったので第二部も期待していたのですが、作者はその後「殺戮姫」という全1巻の短編を同誌で発表していますし、もう曲芸家族が再開されることはないんだろうなー、という感じでがっかりです。天が円と輪を意識しつつも「俺はシスコンのナルシストじゃなーい!」って苦悩するシーンとか好きだったんだけどなー。

 作者はこれや殺戮姫よりも、デビュー作の「特攻天女」の方が圧倒的に有名ですね。色々な噂も聞くし興味はあるのですが、全30巻というのがネックとなり読んでいません。さすがに気軽に手を出せる巻数じゃないかなー。

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