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2009/02/20

プリティフェイス

Img215 叶恭弘 著。週刊少年ジャンプにて2002年~03年にかけて連載、単行本全6巻完結。

 成華高校空手部所属の三年生、乱堂政は、体格は小柄だが実力は全国レベルの持ち主。向かってくる相手には躊躇せず暴力を振るうが、卑怯な事は嫌いという硬派な部分も持ち合わせている。そんな乱堂にも、二年生の栗見理菜という思い人がいたのだが、女性に免疫の無い乱堂には、そのことを言い出す勇気は無かった。ところがある日、乱堂はバス事後に巻き込まれ、意識不明の重体に陥ってしまう。そして一年後、ついに意識が戻った乱堂だったが、顔が焼けただれて身元がわからなくなってしまっていたため、密かに持っていた理菜の写真そっくりに整形されてしまっていたのだった。さらに、自分が死んだことになっていると知らされてりショックを受ける乱堂だったが、写真さえあれば元の顔に戻れると思い、街に飛び出す。だが乱堂が寝ていた1年の間に、彼が死んだと思った家族は傷心から引っ越してしまっており、家のあった場所は空き地になってしまっていた。呆然として街をふらつく乱堂だったが、その時不意に、「お姉ちゃん?」と声がかけられる。目を向けるとそこにいたのは、乱堂の思い人、栗見理菜であり、自分と顔がそっくりな乱堂のことを、自分が原因で家出した双子の姉、由菜だと思いこんでしまったのだ。記憶喪失ということにして場をごまかす乱堂だったが、今ここで逃げ出したら、由菜が再び自分のせいで家出してしまったと、理菜を悲しませてしまう。かくして乱堂は、由菜になりかわって理菜と同じ屋根の下で暮らし、同時に由菜を捜すこととなる。そしてそれは、女性に免疫の無い乱堂にとって、受難の日々のはじまりなのでもあった。

 以上が、第一話50Pの、前半30Pの内容。改めて思いましたが、なんという内容の濃さ。パンチラ、ハダカ、下ネタ満載のラブコメディですが、メインとなるストーリーはしっかりしている点と、主人公である乱堂が硬派でウブという性格のおかげで、ありがちなエロコメではなくなっていると思います。女装物に付きものの、この展開で女装がバレないわけがない、というツッコミはやはりありますが、それが気にならないくらい面白い作品でした。全6巻で一応まとまって完結というわけですが、もっともっと続いて欲しかったです。

 作者はその後、同じくジャンプにて「エム×ゼロ」という作品を連載、完結済み。プリフェと似たタイプの主人公とヒロインが出てきて、現代世界+魔法という組み合わせの作品で、プリフェに敗けないくらい面白かったのですが、これまたもっと続いて欲しい作品でありました。

 両作とも消化不良な終わり方だとは思うのですが、でも打ち切りというわけではなく、作者の意向? らしいんですよねー。うーん。もしそれが本当なのなら、私個人としては非常に残念です。間があいていいから、また続きを描いてくれればいいのに。

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