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2009/02/08

バジリスク 甲賀忍法帖

Img200 原作・山田風太郎、漫画・せがわまさき。ヤングマガジンアッパーズにて2003年~04年にかけて連載、全5巻完結。

 四百年来の怨敵同士である甲賀卍谷衆と伊賀鍔隠れ衆は、先代服部半蔵との不戦の約定により、互いに争うことを禁じられていた。そんな中、甲賀首領の孫、弦之介と、伊賀頭領の孫、朧とが恋仲になり、両一族の関係は改善の道を進み始めていた。だが、慶長19年(西暦1614年)、三代将軍を誰にするかで頭を悩ませていた初代将軍、徳川家康は、南光坊天海の提案を受け入れる。それは、甲賀と伊賀の忍び10人ずつを戦わせ、生き残った方をもって世継ぎを決める、というものであった。政権争いに巻き込まれた甲賀と伊賀の運命は、そして、それぞれの代表に名を連ねる、弦之介と朧の運命は如何に……。

 忍法バトル。甲賀忍法帳という小説のコミカライズ版です。忍者がいた時代そのままを舞台とした忍者漫画と言うと、相原コージ「ムジナ」か横山光輝「伊賀の影丸」あたりしか思い出せませんね。ムジナはわりとストーリー重視だったので、伊賀の影丸の方が近いでしょう。いや、正確に言えば、伊賀の影丸が甲賀忍法帳に近いのですが。

 10人vs10人のチームバトルなのですが、こういう作品は、誰がどんな能力を持っていて、こいつはこういう方法でこいつに勝つけど、逆にこいつに敗ける、というのが最初から決まっているのが見えてしまうのがどうしても残念ですね。出番が多くなると死ぬ、というパターンも顕著です。だからといってつまらないというわけではなく、十分面白いのですが、やはり驚きという点ではちょっと物足りないです。

 作者はその後、ヤングマガジンにて同じく山田風太郎原作の「Y十M 柳生忍法帳」を連載、完結済み。これもそこそこ面白かったのですが、やはりどうも同じようなことをしている印象がぬぐえないなー、という感想でした。何かあと一つあればブレイクできる気もするので、気長に読み続けていきたいと思っています。

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