« RED | トップページ | 無敵看板娘 »

2009/03/03

環状白馬線車掌の英さん

Img240 都戸利津 著。別冊花とゆめにて2006年~08年にかけて不定期掲載、単行本全1巻。

 大きく円を描いてシティを循環する、環状白馬線には、一つのおまじないのような噂があります。それは、車掌の英(はなぶさ)さんの列車に乗り合わせると、幸せになれる、というもの。だけど英さんは、こう考えます。出会いと別れは同じ数だけあるが、一番多いのは「出会わない」。もしほんのわずかな時間でも、同じ電車に乗り合わせることができたのなら、それこそが幸運なのだ、と。今日も英さんは環状白馬線の車掌として、乗り合わせたお客さんたちと、ほんの少しだけ一緒に時を過ごすのです。

 環状線の車掌という限られた場所にいる英さんと、英さんの電車に乗り、そして降りていくお客さんたちとの出会いと別れ、そこから派生する物語を描いた作品。英さんの持つ世界観や、それに辿りつくまでの過程の物語が、とても心に染み渡る、良い作品です。

 話としては一応これで終わっているようですが、続けようと思えばいくらでも続けられる作品でしょうし、また続きが読める日を気長に待ちたいと思います。

|

« RED | トップページ | 無敵看板娘 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« RED | トップページ | 無敵看板娘 »