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2009/03/12

ダンジョン・マスター

Img248 栗橋伸祐 著。月刊コンプティークにて1991年~92年にかけて連載、全1巻完結。

 かつて、大魔道士グレイ・ロードは、「炎の杖」と「呪文の力」を使い、太古の昔に生命を創造したと言われる「力の石」の力を蘇らせようとするも、失敗。世界は混乱に陥り、グレイロード自身も、秩序を司るロード・リブラスルスと混沌を司るロード・カオスに分離してしまった。その後、ロード・リブラスルスの呼びかけに応じ、数多くの勇者が炎の杖を求めてダンジョンへと挑んだが、そのすべてがロード・カオスの前に力尽きてしまう。師であるグレイ・ロードが分裂した時に、その影響で実体を失ってしまった弟子、セロンは、ロード・リブラスルスの言いつけ通りに4人の勇者を蘇らせ、再びダンジョンへと導くこととなる。だがその一方、セロンはロード・リブラスルスの中に、グレイ・ロードとは違う危険な物を感じ取っていた。

 1987年に発売されたPC用RPG「ダンジョン・マスター」のコミカライズ作品です。あらすじは上のような感じですが、ゲームとしては24人の勇者から4人を選び、ダンジョンに潜って炎の杖を捜す、というものです。作中でもその流れを踏襲し、ゲームのラストのネタバレとなる部分までしっかりマンガにしているのが、今考えるとすごいなー、と思いました。ただそのおかげで、ゲームをやったことがない人や、内容を忘れてしまった人でも話が最後まで理解できるわけで、それはそれで良かったかな、と思っています。

 ゲームの事をちょっと語りますが、現在ではFPS+RPGと表現できるであろうゲームシステムは、当時としてはものすごく斬新でして、コマンド形式のRPGに比べ段違いの緊張感を持ってダンジョンに挑んだものでした。通路を曲がった先にスケルトンがいたので、出てくるのを待ちかまえていたら、回り込まれて後ろから不意打ちされてちょーびびった、というのを私はきっと一生忘れないと思います。このあたりは、寺島令子「墜落日誌」でも色々ネタにされていて、面白おかしく読んでいたものです。いやー、古き良き時代の思い出ですね。

 作者の栗橋伸祐ですが、現在はMC☆あくしずにて「黒鉄ぷかぷか隊」を連載中。艦長以外の乗組員が全員女性という、太平洋戦争時の通商破壊艦を舞台とした、わけのわからない(褒め言葉)架空戦記マンガです。何年経っても変わらない絵柄とスタイルだなー、と思いつつも、続きを楽しみにしています。

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