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2009/03/20

天のおとしもの

Img260 住吉文子 著。月刊Gファンタジーにて2002年~05年にかけて連載、単行本全5巻完結。

 見た目はクールで無愛想な学者の卵、アーガイルは、実は異常なまでの子供好きだった。なぜ子供はあんなにも愛くるしいのかを解明すべく、子供の愛らしい最終形態「天使」についての研究を日々続けるアーガイルだったが、成果はなかなか出ず、彼は学園を追放される瀬戸際まで来ていた。そんなある日、歩いていたアーガイルの上に、頭に翼の生えた一人の少女が落ちてくる。あまりの愛くるしさと翼の存在に動揺しつつも、アーガイルは気を失っていた少女を自宅まで連れ帰り、介抱するが、目覚めた少女は彼がアーガイルだと知るや開口一番、あなたを殺して魂を天界へ連れていく、と言うのだ。アップルと名乗る頭に翼を持つ少女はやはり天使で、天界に関する研究をする人間を危険分子として排除するため、人間界へと遣わされてきたのだという。だが、翼を怪我していたアップルは飛ぶことができず、アーガイルの魂を天界へと連れていくことはできそうになかった。こうして怪我が治るまでという期限付きで、アーガイルとアップルの奇妙な共同生活が始まったのだが、自分に対して真摯に接してくれるアーガイルと一緒に暮らすうち、アップルは彼のことを殺すことができなくなってしまっていたのだった……。

 ロリコンをネタにしたハートフルギャグ。アーガイルはロリコンですが、性犯罪に走るようなキャラではなく、どちらかというと子供を溺愛する父親、という感じですね。ロリコンをバカにした作品ではありませんが、基本はギャグなので、ロリコンというネタを大げさに扱って笑わせようとする話は多々あります。それを笑って読めるか嫌悪を感じるかで、評価が大きく変わる作品なんじゃないでしょうか。私? 私はアーガイルのことを「アーガイゆさん」と舌足らずに呼ぶ、ちょっと腹黒なアップルのことが大好きですよ!(聞いてない

 作者はその後、PCゲーム「CLANNAD」のコミカライズ作品等、連載をいくつかしていましたが、2009年4月発売のドラゴンエイジ5月号より「うたヒメ!」という音楽コメディを新連載とのこと。作者曰く、久々に幼女が描けてニヤニヤします、だそうですので、そういう意味でちょっと期待しています。

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