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2009/04/15

C.D.A 若き彗星の肖像

Img285 北爪宏幸 著。月刊ガンダムエースにて2001年より連載中、単行本12巻まで以下続刊。

 宇宙世紀0079、後に一年戦争と呼ばれることとなるジオン公国の独立戦争は、ジオン公国総帥ギレン・ザビの死と共に、地球連邦の勝利で終わりを告げようとしていた。そんな中、自らの復讐を終わらせ、生きる意味を見失っていたジオンのエースパイロット、シャア・アズナブルは、ギレンの弟の妻であるゼナとその娘、ミネバが存命していることを知り、二人を救うことを決意、無事ジオン公国最後の軍事基地である小惑星アクシズへと脱出させることに成功する。そしてシャアはそこで、アクシズ最高責任者マハラジャ・カーンの次女であり、シャアに憧れる可憐な少女、ハマーン・カーンと初めて出会うこととなる……。

 CDAとは、Char'sDeletedAffairの頭文字であり、訳としては「シャアの消された歴史」とでもなるのでしょうか。というわけで、ガンダムとZガンダムの間の、シャアの空白の7年間を繋ぐ物語です。当然のごとくガンダムを知らなければ意味がわからないでしょうし、主人公がシャアとハマーンの2人である以上、ハマーンが出てくるZ、ZZも知っていてこその話のつくりになっています。シャアとハマーンが過去に浅くない関係にあったことはZガンダムの台詞でわかりますが、それを漫画化したという形ですね。ガンダム(ファーストからZZまで)が好きなら、読んで損のない内容だと思います。

 というかですね、シャアはファースト時代やZ以降と比べても特に違和感なく描かれているんですが、ハマーン様はZやZZ時代はあんなにキツい性格のお姉様なのに、CDAでは快活可憐なお嬢様ですよ、もう! なんでこんな純真な少女があんなになっちゃうの? いや、あんなになっちゃってるハマーン様も素敵ですよ? むしろあんなになっちゃってる方が!

 ……

 えーと、作者の北爪宏幸ですが、Z、ZZ、逆シャアなどの作画監督やキャラクターデザインを手がけた人ですね。アニメ雑誌の表紙を数多く手がけていることから、イラストレーターとしてのイメージも強いですが、この作品もそういった面が強く出てしまっていて、正直言ってコマ割りマンガとしては下手だし読みにくいです。しかしながら、その欠点を補って余りあるネタとストーリーは、見事の一言。表現の仕方が下手なだけで内容はしっかりしていますし、このまま最後まで期待しています。

 ただ一点、Zには繋がらないようなオリジナルラストにだけはしないでくださいね……?

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