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2009/04/18

野に咲く薔薇のように

Img288 ひな。 著。コミックハイ! にて2008年より連載中、単行本1巻まで以下続刊。

 音楽系の専門学校に通う一馬は、ある日先輩に誘われた合コンで、自分そっくりの女子大生、右田川のばらに出会う。合コンの間ずっとつまらなそうにしていた彼女と一緒に店を出た一馬だったが、ささいなことから口論になってしまい、足を滑らせたのばらが数メートルの高さから海に落ちてしまう。慌てて一馬が下を覗き見ると、そこにはびしょぬれで気を失っているのばらと、どうしてそんな所にいるのか、服を着ていない小さな女の子が一人いた。ところがなんと、裸の女の子は自分こそがのばらであると言い、証拠として先ほどのばらが見た、一馬の作曲した歌を歌うのだった。

 そんな出だしの、少しファンタジックな恋愛ストーリー。このあと一馬はのばらの代わりに大学に行ったりと女装要素もありますが、他の女装漫画に比べればウェイトは低めです。のばらは女子大生時はやや冷たい性格なのですが、小さくなると性格もかなり子供っぽくかわいくなり、そのギャップもいい感じです。展開もゆっくり丁寧に一馬とのばらの過去が明らかになっていくという感じでいいのですが、問題というか不思議なのが、どうしてのばらがこうなってしまったのかとか、元に戻るにはどうすればいいのかとか、そういう方向に話が進まないんですよね。避けて通れる道ではないのでいずれは触れるんでしょうけど、未だに触れないということは、おそらくのばらが小さくなってしまった理由は、のばらの過去の出来事にあるってことなんでしょう。のばらはどうやら過去にピアノをやっていたらしいとか、小さい頃に一馬とのばらは会ってるらしいとか、まだまだ伏線を色々張っている段階なのかもしれませんね。いずれにせよ、今後の展開も期待しています。

 ひな。と言えば、(私の中では)絵のかわいいろりぷに漫画家として有名でした。このマンガもそうですし、だいぶ前の作品ですがデジキャラットのぴよこのマンガや、(確か)金魚の擬人化マンガなども、同じような感じでした。しばらく作品を見ていなくてどうしちゃったのかなー、と思っていたのですが、こうやって新作を読むことができて、本当に良かったです。

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