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2009/04/07

プラネテス

Img277 幸村誠 著。モーニングにて1999年~2004年にかけて不定期連載、単行本全4巻完結。

 自分専用の宇宙船を手に入れることを夢見る青年、星野八郎太は、デブリ回収船TOYBOX号の船外活動スペシャリストとして、仲間と共に宇宙ゴミを拾う日々を送っていた。やがて、最終的な目標のためにまずは地位の向上を図ろうと、7年のミッションを終えれば栄光が約束される、木星往環船フォン・ブラウン号のメンバーに応募する。だがその頃から徐々に八郎太は、宇宙というモノに取り込まれ、自分を見失っていくのだった……。

 近未来SF+ヒューマンドラマ。メインのストーリーは上記の通りですが、これ以外にも各登場人物の宇宙と地球に対する想いがいくつも語られ、「宇宙空間に住むようになった人間の抱える心の問題」が疑似体験できる内容となっており、非常に興味深く、また面白く読むことができます。八郎太の心の成長物語にもなっているわけですが、宇宙では人の心はこうやって進化していくわけなんですかね。理解できなさそうでいて、なんとなくわかる気もする、ちょっとした空恐ろしさも感じる作品です。一読して損はないんじゃないでしょうか。

 作者はこの後、週刊少年マガジンにて北欧ヴァイキングを扱った作品「ヴィンランド・サガ」を連載開始、掲載誌をアフタヌーンに移し、現在も連載中です。こちらもまた面白いのですが、プラネテスに比べるとストーリー色がだいぶ濃いのが特徴。プラネテスは一旦終了という扱いらしい? ので、ヴィンランド・サガ完結後、またプラネテスが再開してくれるのを楽しみに待ちたいと思います。ただ、ヴィンランド・サガもまだまだ当分終わりそうにはないですけどね。

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