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2009/04/01

コルセットに翼

Img271 もとなおこ 著。月刊プリンセスにて2007年より連載中、単行本3巻まで以下続刊。

 イギリス南部ワイト島に住む少女、クリスティン・ラングトンは、育ての父が死んでしまったことで家を追い出され、ヨークシャーにある女子寄宿学校に入れられてしまう。だがそこは、経営者兼校長であるミス・デスデモーナが恐怖で生徒たちを支配する、レディーを育成する寄宿舎とは名ばかりの、監獄の様な場所だった。当初はデスデモーナに反発し、反省房に入れられるなどしてしまうクリスだったが、故郷を離れ寄宿舎へ向かう道中で出会った足の不自由な男性、ミスターバードの「鳥も幼い間はうまく飛べない。訓練をし、鷹を避ける知恵を得、嵐の日はじっと晴れ間を待つ」という言葉を思いだし、現状を嵐と考えて、じっと耐えることを決意する。やがて、デスデモーナという鷹の爪を避ける知恵を得たクリスは、寄宿舎の生徒たちが夜中にこっそり行っている勉強会にも参加するようになり、社会に羽ばたくための訓練を始めるのだった。

 19世紀末~20世紀初頭を舞台とした、ブリティッシュファンタジー。設定だけを見れば、まさに王道の世界名作劇場。身寄りのないクリスはいじわるな先生のいる寄宿舎に入れられるが、友人の助けを得たり謎の男性に援助してもらったりしながら、強く成長していく、という感じです。世の中こんなに甘くないと思ってしまう部分もありますが、まぁそれこそが目を瞑るべきファンタジー部分。少年少女の強くまっすぐな想いは、汚い大人の思惑なんかに邪魔はされないってわけですよ。

 私は単行本でしか読んでないので雑誌がどうなっているのかわかりませんが、そろそろ寄宿舎編は終わりが近づいてる雰囲気なんですよね。果たして寄宿舎編の次があるのか、はたまた寄宿舎編のままクライマックスへ向かうのか。そういった部分も含めて、続きを楽しみにしています。 

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