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2009/04/14

DEATH NOTE

Img284 原作・大場つぐみ、漫画・小畑健。週刊少年ジャンプにて2003年~06年にかけて連載、単行本全12巻完結。

 全国共通模試1位の頭脳を持つ高校生、夜神月(ライト)は、ある日校庭に落ちていた一冊のノートを拾う。そのノートは、ノートに名前を書かれた者は死んでしまうという、死神リュークが退屈しのぎにわざと人間界に落としたものであった。ノートの力を手に入れたライトは、この力により自分の存在を表に出すことなく犯罪者を裁き、かつ悪いことをした人間は誰かに裁かれるというルールを知らしめることにより、真面目で心の優しい人間だけの世界を作り上げることを決意する。だが一方その頃、世界の迷宮入り事件を解いてきたこの世界の影のトップ、最後の切り札とされるL(エル)は、ICPO(国際刑事警察機構)の全面協力を得、この不可思議な連続殺人事件の犯人を捕まえるために動き出す。こうしてライトとエルの、全知全能を賭けた戦いがはじまった……。

 サスペンスミステリー。ノートには「その人物の顔を思い浮かべながら本名を書くと死ぬ」「ただ名前を書いた場合は40秒後に心臓麻痺で死ぬ」「物理的に可能な範囲で死因や死ぬ時間も決定できる」等、色々なルールがあるわけですが、それらの力を知った上でエルを殺そうとするライトと、それらの力を推測しつつライトを追いつめようとするエルの、頭脳勝負が話のメインになります。序盤から中盤にかけては、まさしく知恵比べという感じで非常に面白く読んでいましたが、2人目のノート所有者が出てきたあたりから徐々に設定マンガに移り変わっていき、エルが死んだ後はもう蛇足、というのが私の残念な感想でした。せめてエルとライトは相打ちになってほしかったです。エルがライトに殺されるというのは、読者の予想は確かに裏切ったわけですが、期待も同時に裏切ってると思いますしね。

 原作の大場つぐみは、現在再び小畑健とコンビを組み、同じく週刊少年ジャンプにて「バクマン。」という目指せ漫画家青春ストーリーマンガを連載中。中高生の漫画家になりたいという妄想を形にしてみました、というイメージがどうしてもぬぐえない内容だとは思いますが、話のヒキがうまく、面白いですね。殺伐としていない分、私はデスノートよりも好きかもしれません。今後の長期的な展開をどうするつもりなのかまったく読めない作品ですが、そういう意味も含めて期待しています。

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