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2009/04/06

未来日記

Img276 えすのサカエ 著。月刊少年エースにて2006年より連載中、単行本7巻まで以下続刊。

 常に傍観者でいることが心地よいと感じる少年、天野雪輝の趣味は、彼が見たり聞いたりしたものすべてを無差別に、携帯電話で日記につけることだった。そんな性格からか親しい友人は一人もおらず、彼が会話を交わすのは、空想の中の神デウス・エクス・マキナと、その小間使いであるムルムルの二人だけだった。だがあるとき、それを少なからず淋しいと思っていた雪輝に対し、デウスは未来を与えてやろうと言う。空想の中の存在が何を言っているんだと思う雪輝だったが、翌朝彼は、携帯電話の日記に未来の事がすでに書いてあり、しかもそれが本当のことだということを知る。最初はその力を自分に都合良く使い続ける雪輝だったが、すぐに第2、第3の未来日記所有者があらわれ、雪輝は命を狙われるようになる。それは、デウスの後継者を決めるための、12人の未来日記所有者同士による、戦いのはじまりなのであった。

 サバイバルサスペンス。12人の日記所有者は全員予知能力を持つわけですが、その予知の法則、内容というのが各々違い、それにより戦い方にも差が出る、という感じです。雪輝の予知は彼が見たものを無差別に記録するが、彼自身のことは書かれていない。画像の女の子、我妻由乃の日記は、雪輝の事を詳細に記録してある日記であり、当然雪輝以外のことは一切わからない、等々。

 というわけで由乃なんですが、雪輝のことを10分おきに日記に書いたり、話す様になってからはものすごい頻度でメールが来たり、雪輝と結ばれるためには他人を殺すことも厭わないという、見事なまでのヤンデレストーカーキャラ。未来日記という作品のインパクトは、正直由乃一人のおかげと言っていいのではないかと思えるくらい、すごいキャラです。裏設定も色々あるらしく、海外に行っているはずの両親は庭で白骨死体になっているようですし、ラストはどうなるんだろうと興味津々です。

 ただ、この作品は能力バトルという側面も持っているわけですが、その特殊能力である予知能力が、ちょっと都合良すぎ&穴がありすぎだと思うんですよね。全員がそれぞれ限定的な予知をできるわけですが、行動によってその予知は簡単に変えられてしまいますので、ずっと勝つ予知が出ているのに、状況が変わって致命傷を負った瞬間に予知が書き換わってDEAD END(死亡)になるとか、これって予知の意味なくね? という感じです。それなら予知は覆されることを前提に動けばいいということになりますが、そうなるともう主人公補正のある雪輝&由乃にかなう人はいなくなるでしょうし、そもそもそういうマンガじゃないとも思いますしね。

 まぁそんなことを言いつつも、由乃のラストはどうなるんだろうという部分も含めて楽しみですし、続きも期待しています。日記所有者も、残りはもうあと5人くらい? テコ入れとかでキャラ増えたりしませんように。

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