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2009/05/07

咲-Saki-

Img310 小林立 著。ヤングガンガンにて2006年より連載中、単行本5巻まで以下続刊。

 清澄高校1年の宮永咲は、麻雀が打てるもののあまり好きではなかった。正月の家族麻雀でよくお年玉を巻き上げられ、敗けないようになってからも勝てば怒られるのでわざと±0にしたりと、良い思い出が無かったからだ。そんなある日、咲は彼女が麻雀を打てると知ったクラスメイトによって、麻雀部に面子として連れて行かれてしまう。家族以外の他人と打つのが初めてだった咲は、その場でも3回連続±0で終了。人数が揃ったからとその場を後とするが、残された麻雀部の面子は、咲が意図的に±0で終わりにしたのではないかと気づき、愕然とする。勝つよりも難しい、意図的な±0。全国中学生麻雀大会個人戦優勝という実績とプライドを持つ原村和は、そんな咲に対し、もう一度自分と打って欲しいと懇願する。だが咲は、私は麻雀、それほど好きじゃないんです、と断るのであった……。

 そんな出だしの、麻雀マンガ。闘牌シーンもちゃんと描かれていますが、どちらかと言えばトンデモ系麻雀ですね。特に嶺上で上がりまくる主人公と、海底で上がりまくる天江衣は、これはすでに麻雀ではないと思います。それ以外はそれなりにちゃんとした麻雀マンガになってるんですけどねー。ストーリーはこの後咲が麻雀部に入り、全国高校生麻雀大会の団体戦に出場することになるのですが、正直なところを言うと、いきなりキャラを増やしすぎて全然消化できていないなー、という感じです。こういったバトル系マンガは、バトルシーン以外のエピソードも当然重要になるわけですが、いくらなんでも人数多すぎで、各エピソードが薄くなりすぎです。一番重要だと思われる咲と和のエピソードですら、まだまだ足りないと思いますし。逆に、すごい良いエピソードを持つサブキャラもいるので、ホントもったいないなー、という感じです。闘牌シーン自体は麻雀マンガとしてはフツーに面白いので、団体戦は後回しにしてもっと人数を抑えて、各エピソードをもっと濃くできれば良かったのになー、と思いました。

 ちなみに一番好きなキャラは、鶴賀学園の副将、ステルスモモの二つ名を持つ東横桃子ですね。その名の通り、対局中の存在感をすべて消し、当たり牌を棄ててもリーチをかけても相手に気付かれないとか言って、なんという麻雀以外でいくらでも有効利用できそうなステキ能力。しかもデジタル麻雀を駆使する和に対しては、ステルス能力を使うこともできず勝ちきれなかった、という弱点付き。もう完璧です。並み居るメインキャラを押しのけて単行本5巻表紙になるだけのことはありますね(聞いてない

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