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2009/05/30

天上天下

Img330 大暮維人 著。ウルトラジャンプにて1997年より連載中、単行本20巻まで以下続刊。

 統道学園に入学した凪宗一郎とボブ牧原、通称「爆拳(ナックル・ボム)」の2人は、初日からさっそく学園をシメるためのケンカを始める。向かうところ敵無しの二人だったが、そこに柔剣部部長の棗真夜と高柳雅孝がやってきて、なんと宗一郎は真夜の一撃で窓の外、柔剣部のシャワー室まで吹っ飛ばされてしまう。そしてその時シャワー室は、真夜の妹の亜夜がちょうど使用していたところだった。「棗家の女子たる者、その肌を許す者にその生涯を捧ぐべき」 亜矢の突然の求婚に対し、宗一郎と真夜は違った理由で困惑し、雅孝は大ショックを受ける。だがそれは、彼ら彼女らの前に待ち受ける巨大で壮絶な運命の、まだほんの最初の一歩なのであった……。

 そんな出だしの、超常バトルアクション。序盤はまだリアルファイト系ですが、中盤以降は異能の力を持ったキャラが続々登場してきます。宗一郎も龍拳という敵の異能を奪い取る異能持ちです。ストーリーはこの後宗一郎とボブも柔剣部に入り、執行部との因縁の戦いに入っていくわけなのですが、柔剣部と執行部の確執自体が実は400年前から続く異能を持つ者と持たざる者の因縁の中から生まれたものであって、最終的にはおそらく、その400年前から続く因縁に終止符を打つ、ということになるのでしょう。……多分。そしてそのキーマンは、異能を食う能力を持つ凪宗一郎と、過去現在未来を見通す能力を持つ棗亜夜である、ということなんでしょう。……多分。

 世間的にはストーリーの評価は非常に低いというか悪いようですが、ようは、意味が理解できない、ということなんだと思います。もちろん私だって、今回改めて読み直してみても上記の程度くらいにしかわからないわけで、それすら正解なのかどうかもわかりません。だけど少なくとも、完結までは追っかけてみよう、というくらいには思っています。

 あともうひとつポイントは、他のキャラが魅力的すぎるせいか、主人公であるはずの宗一郎の影が薄いということ。いやけして絶対的には薄くないんですが、相対的には明らかに薄い。もう棗真夜を主人公にしちゃえばいいじゃない? という気分です。

 1巻の表紙がいきなりパンチラなことからも想像できるように、わりと18禁描写がよく出てきますので、注意が必要です。エロだけでなくグロもけっこう出てきます。ただ絵は細かくて綺麗だし動きもいいし、ストーリーが難解な事を除けば問題なく面白い作品なんじゃないのかなー、と私は思っています。

 作者は他に、週刊少年マガジンにて「エア・ギア」を連載中。週刊連載と月刊連載を同時に持つっていうのは、最近にしては珍しいですよね。しかもこの絵柄でできているのだから、たいしたものだと思います。内容は実は未読なのでわかりませんが、パラ見した感じではこれもまたバトルアクション? そうだとするとまたストーリーは難解なのかもしれないし、天上天下が完結してから考えようかなー、と今のところは思っている次第です。

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