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2009/05/08

いぬまるだしっ

Img311 大石浩二 著。週刊少年ジャンプにて2008年より連載中、単行本1巻まで以下続刊。

 またたび幼稚園の新任教師、山田たまこ。期待に胸をときめかせた初の出勤日、送迎バスの中では園児たちを相手に、予習してきたポケモンやプリキュアやきら☆レボの話題でうまく盛り上がります。そして最後の園児が待つ場所へ行くと、そこでたまこ先生を待っていたのは、なんと常に下半身まるだしの、いぬまるくんという園児だったのです……。4歳という年齢に似合わないませた発言や大人が使うようなネタ、シュールで時にするどいボケとツッコミをかねそろえたいぬまるくんに対し、たまこ先生もいつのまにか、下半身まるだしという事実を無意識のうちに受け入れていってしまうのでした。

 幼稚園児ショートギャグ。ジャンプのショートギャグというとネタが下品な方向に転がるというイメージがあるのですが、意外や意外、下半身まるだしという以外は、そんなに下品なネタはありません。下半身まるだしも、アホ毛みたいな一種の特徴レベルの扱いだと思いますし。ギャグとしては時事ネタ、芸能ネタの比率が比較的多く、それに繰り返しを多用したりする感じでしょうか。ギャグマンガはネタを受け入れられるかどうかが勝負なわけですが、幼稚園児がシュールなネタを言う、というギャップも手伝って、私はそこそこ面白く読めています。ちなみに一番笑ったのは、同じくジャンプで連載中の「バクマン」の台詞「僕が嫌いなマンガを一つ終わらせる権限をください」をネタにした回。本誌でバクマンとこの作品を両方読んでないと笑えないネタだとは思いますが、もう最高に笑いました。正直、このネタがあったから単行本を買う決意をした、というのはあります。

 作者はこの前作が、同じくジャンプで連載していた「メドン・ド・ペンギン」というオムニバスギャグ。キャラを多数立てて並列でネタをつくっていくという古いタイプのギャグマンガでしたが、つまらないわけじゃないけど特別面白くもない、という印象でした。それにたいしてこの作品は、いぬまるくん+たまこ先生という主人公をきちんとたてているわけですが、やはりこの2人のキャラの勝利なんでしょうね。あとはいかにネタを続けられるかだと思います。ピューと吹くジャガーという看板作品がある以上、ジャンプでショートギャグを長期連載するのは難しいとは思いますが、がんばってほしいです。

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