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2009/06/25

BASTARD!! ―暗黒の破壊神―

Img359 萩原一至 著。週刊少年ジャンプにて1988年連載開始、掲載誌を週刊少年ジャンプ増刊、週刊少年ジャンプ、ウルトラジャンプと変え、現在も不定期連載中。単行本26巻まで以下続刊。

 大陸を震撼させた魔操兵戦争から15年、四王国の一つ、メタ=リカーナ王国に、魔道士オズボーン率いる魔物の集団が襲いかかる。王と騎士団、そして五英雄の一人である大神官ジオ・ノート・ソートが遠征中の隙をついたその襲撃に対し、城は陥落寸前に追い込まれる。そんな中、大神官の娘ティア・ノート・ヨーコは、父から教えられた話を思いだしていた。それは、孤児だった所を父に拾われ、ヨーコの姉弟のように育てられた少年ルーシェ・レンレンに、清らかな乙女がキスをして呪文を唱えることで、ダーク・シュナイダーという強力な魔力を持った古の魔法使いが目覚める、というものであった。シーラ姫に請われ、ヨーコは恥ずかしいながらも、ルーシェにキスをして呪文を唱える。見事復活したダーク・シュナイダーは、一撃のもとに襲いかかる魔物を撃退、オズボーンをも苦もなく倒し、メタ=リカーナは救われたかに見えた。が、実はダーク・シュナイダーこそが、15年前の魔操兵戦争を引き起こした張本人だったのだ。彼は自身の封印を解いてくれたヨーコに、復讐と戦争再開を宣言すると、強引に彼女の唇を奪う。ところが、清らかな乙女とのキスが再封印の鍵だったため、ダーク・シュナイダーは再びルーシェ・レンレンの姿へと戻ってしまったのであった……。

 そんな感じのバトルファンタジー。以上は本編の前に掲載された読み切り「WIZARD!! ―爆炎の征服者―」のあらすじで、本編はこのすぐ後、今度は四王国最強のジューダス王国を滅ぼした魔物の軍がメタ=リカーナへ迫り、危険を承知で再びダーク・シュナイダーを復活させる。ダーク・シュナイダーは渋々ながらもヨーコの為に戦うが、侵攻してきたのは元ダーク・シュナイダーの部下である、四天王の面々であった、という感じです。個性的なキャラと派手な展開、バトル、そして少年誌とは思えない過激な描写が特徴の、非常に面白い作品でした。ただ回を重ねるにつれテーマが天井知らずに壮大になっていき、ちょっと付いていくのが大変でしたね。

 そしてバスタードと言えば、あの悪名高きネームそのまま本誌掲載事件ですよね。色々理由はあるのでしょうが、さすがに呆れたものでした。あれを掲載しちゃうくらいなら落とせばいいと思うのですが、当時の印刷技術というか方法では、難しかったのかなー。ただ、〆切に間に合わせることができないというのは言い訳できないにしても、作者自身がかなり編集部の方針に翻弄された部分があるようですし、一方的に作者を責めるのも可哀想なのかもしれないですけどね。

 実はちょっと前からもう作品は読んでおらず、完結したら読もうかなー、と思っていたりします。なので、何年かかってもかまいませんから(実際にかかるだろうし)、完結させてくださいねー。

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