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2009/06/27

それでも町は廻っている

Img361 石黒正数 著。ヤングキングアワーズにて2005年より連載中、単行本5巻まで以下続刊。

 丸子商店街のメイド喫茶「シーサイド」でアルバイトをしている嵐山歩鳥は、推理小説が好きで将来の夢は探偵という、ちょっと天然でアレな頭脳を持った高校一年生。と言っても探偵になるための努力をしているわけではなく、放課後はメイド喫茶シーサイドでのウェイトレス三昧の日々を送っています。しかし、シーサイドには客は正直あんまり来ません。それもそのはず、この丸子商店街にとっては、メイド喫茶なんてあきらかに場違いなのですから……。

 そんな設定の、歩鳥を中心とした日常コメディー。メインの舞台がシーサイドであることは今も昔も変わりませんが、話が進めば進むほどその頻度は下がり、メイド喫茶であることの意味はどんどん薄れていきます。そもそも作者はメイドカフェ等に行ったことがなく、よく知りもしないらしいので、その部分を求めて読むのは間違いということでしょう。ですが、そんなことが気にならないくらい歩鳥の日常が面白い……というか、興味深い? という、どこか不思議だけどついつい読んでしまう、わけのわからない作品です(褒め言葉

 分析するに、歩鳥の思考回路や言動が常人とはちょっとずれているのは明らかなわけで、そのずれている部分がどう日常に反発されたり受け入れられたりするのか、という反応が面白いって事なんじゃないのかなー。こういった作品は理詰めでつくるのは難しいでしょうし、作者のセンスに頼る部分が大きいんでしょうが、作者のセンスに頼る作品というのは読者の好き嫌いも別れると思うので、うかつに他人に薦めづらいのが困りものだったりします。いやでも、ホント面白いですよ?

 作者は他に、週刊少年チャンピオンにて「木曜日のフルット」を連載中。この作品よりもう少しシュール寄りな2ページマンガで、内容は同じく日常系。この作品に出てくる紺先輩も、メインキャラとして出てきたりします(同一人物かどうかは不明) そして一番重要なのは、今現在の週刊少年チャンピオンで、(私には)一番面白いマンガである、ということ。早く、早く単行本をプリーズ! 施川ユウキが離脱中の今、チャンピオンを支えられるのは君しかいないよ!(黙れ

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