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2009/06/07

セクシーコマンドー外伝 すごいよ!! マサルさん

Img341 うすた京介 著。週刊少年ジャンプにて1995年~97年にかけて連載、単行本全7巻完結。

 県立わかめ高校に転校してきた藤山起目粒の目標は、友だち100人つくること。緊張しながらの最初の挨拶は、ノリのいいクラスメイトのおかげで良い雰囲気で終えられたものの、三ヶ月近く学校を休んでいた問題児、花中島マサルに気に入られてしまったことで、藤山の学校生活は早くも暗雲が立ちこめてしまう。昼休み、藤山はマサルに三ヶ月も休んで何をしていたのかと聞くと、マサルはセクシーコマンドーという幻の格闘技を習得していたと言う。わけがわからない藤山だったが、そこにマサルに空手で敗けて不良街道驀進中の先輩生徒2人が現れ、マサルに難癖をつけはじめる。そんな2人に対し、マサルはおもむろにズボンを足首まで下ろすと、そのままヒヨコのようにピヨピヨ歩きを始める。そして相手があっけにとられている隙をついて、必殺パンチをお見舞いするのだった。普通の格闘技におけるフェイントなどの技術を、技として極めた格闘技、それがセクシーコマンドーなのだと真面目な顔をして言うマサルに対し、藤山は底知れぬ恐ろしさを感じるのであった。

 わけのわからない言動で周囲を混乱させるマサルさんと、藤山改めフーミン(マサル命名)を初めとするセクシーコマンドー部の面々が繰り広げる、わりとシュールなショートギャグ。吉田戦車等のナンセンスマンガの流れを汲む作品、と言えば雰囲気も掴みやすいかと思います。現在のジャンプではギャグ要素のあるマンガにはほぼ必ずシュールギャグが入っていますが、その基をつくった作品、と言って過言ではないでしょう。少なくとも私は、新しいタイプでかつ面白いギャグマンガが出てきたなー、と当時思っていました。非常に面白い作品だったのですが、後半はかなりだれてきて、打ち切りのような感じで突然終わってしまったのが残念でしたね。

 作者は現在、同じくジャンプで「ピューと吹くジャガー」を連載中。こちらもだいぶ控えめではありますが、マサルさんと同じくシュールギャグです。マサルさんを今回改めて読んだら、たて笛ネタとかすでに出ていてちょっと笑ってしまいました。そして今回調べていて驚かされたのですが、ジャガーって実はもう連載9年目なんですね。ずっと読み続けているわけですが、そんなに続いていたとは思っていませんでした。アンケート順位に影響されずに巻末固定ということらしいですし、これからも延々続けてほしいと思っています。

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