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2009/06/20

みずたま注意報

Img353 山東ユカ 著。まんがライフMOMOにて2003年~08年にかけて連載、単行本全3巻完結。

 明日の天気と降る地域、時間、量が100%わかるという、微妙な能力を持つ女子高生、雨音玲音。だけど雨が降る仕組みはわからないし、勉強も赤点続出という低空飛行なので、気象予報士にはなれません。ところが、隣に住む全国トップクラスの成績を誇る天才高校生、石塚晴太にとっては、その能力は非常に魅力的。なぜなら、晴太が好きで集めている包装紙や古紙には、湿気は大敵なのですから……!

 そんな設定の、ラブコメ4コマ。序盤はラブコメ要素はそれほど多くないんですが、2巻以降はもうラブコメ街道まっしぐらです。上記設定は穿った見方をすると、玲音と晴太の関係に意味を持たせるためのこじつけ設定にも見えてしまうんですが、いやいやどうして、あくまで飾りの設定として序盤から終盤までをサポートする、控えめで非常に良い設定だと思いました。逆に、この設定を使いこなした作者がすごい、とも言えるのかなー。設定にひっぱられてしまい手段と目的がおかしくなっている作品が多い昨今、たいしたものだとおもいます。

 序盤と中盤以降の晴太の性格が違うとか、紙オタクは作中で「フォルダー」と呼ばれてるけど調べても出てこないとか、微妙に気になる部分もありますが、ラブコメ色が強くなってきてからはかなり面白くなり、高校卒業の3巻ラストできっちり締めて完結、という見事な終わり方の作品でした。完結するまでは作者の代表作「ヒミツの保健室」の方が面白いかなー、と思っていましたが、ストーリー要素が濃い分、終わってみるとこちらの方が面白いかもですね。満足です。

 作者は4コマが専門で、現在も3誌程で連載中。絵にクセがあり見た目は万人に受けるとは言い難いですが、受け入れてしまえば面白く読めると思います。あと腰からお尻にかけてのラインがすごい艶っぽくて私は好きなんですが、それはあえて言わないでおこうと思います。誤解されるとアレですしね。

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