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2009/06/23

アルティメットチェイサー

Img357 春日真 著。週刊少年ジャンプ今週号(2009年30号)掲載読み切り。

 集中すればすべてがコマ送りに見えるという、驚異の動体視力を持つ小学6年生、速水陸。身長180センチで運動神経も良いという恵まれすぎの体格も持つ彼だったが、それ故に小学生同士の勝負では勝てば相手から文句を言われ、敗ければ味方から文句を言われるという、不条理な目にあいつづけていた。そんなある日、陸は不良から助け出した女子高生、白川蘭に連れられ、彼女の家が経営しているレーシングカートのコースへと足を踏み入れる。そこは、体格はどんなであろうと関係の無い、陸が持つ動体視力と精神力で戦える世界であった……!

 カートをテーマとしたモータースポーツマンガ。何をしても体格のせいだと言われてしまう主人公が、逆に体格がハンデになる世界で夢を追い求める、という設定はオーソドックスではありますがいいとは思うのですが、それを表現する最良の手段がこれなのかなぁ、と正直疑問です。後半は高校生とのカートバトルになるわけですが、せめて対戦相手は陸と同じ小学生か、小柄な高校生とかにすべきだったんじゃないでしょうか? 体格そこそこの高校生とバトルするのでは、陸の体格が小学生離れしていても問題なくなってしまい、焦点がぼやけてしまうと思います。読み切りなんですから物語は当然ラストで一点に収束させるべきなわけで、それができていない、残念な作品なのではと感じました。

 あと、ちょっと絵がまだまだ下手ですね。人物の顔は描けてますが、最初の喧嘩シーンとか、肝心のカートとか、ジャンプ本誌に載せるにはちょっとお粗末な感じでしょうか。カートの臨場感とかコマ割りとかはそこそこできていますので、もうちょっと鍛錬を積んで、また将来、がんばってほしいと思います。

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