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2009/07/17

アウターゾーン

Img381 光原伸 著。週刊少年ジャンプにて1991年~94年にかけて連載、単行本全15巻完結。

 現実の範疇の外(アウター)にある世界、アウターゾーン。その世界では現実を超えたあらゆる出来事がおこり、またその世界からやってきた人や物は、現実世界に様々な影響を与えるのです。悪魔を信奉する母親と連れ回される子供……、幸運の首という不思議なお守りと出会った青年……、当たりすぎる結果を出し続ける占いピエロ……、満月の夜にナンパをする男とナンパを待ち受ける女……。謎の美女ミザリィがナビゲートする、アウターゾーンを舞台とした大小様々の不可思議な物語集。

 そんな感じの、オムニバスホラー。ホラー以外もありますが、まぁ基本スタイルはホラーと言っていいでしょう。ただしバッドエンドの割合は低いので、読後感は悪くありません。作品を説明するのに、作者は心底いやがっているようですが、「世にも奇妙な物語」みたいな感じのマンガ、と説明するのが一番わかりやすいと思います。1話完結のオムニバススタイルな故、面白い話とそうでない話の差も激しいですが、総合的には十分に面白かったです。

 こういった1話完結タイプの作品は、毎号毎号読み切り作品を描くようなもので、それを中断を挟んだとはいえある程度のクオリティを維持し続けたまま3年も続けたわけですし、もっと評価されてしかるべき作品だと思います。ところが残念ながら、作者はこの後、漫画家としてはほとんど活動していない感じなんですよねー。まったく作品発表が無いわけではないようなので、やめてしまったというわけではないのでしょうが、アウターゾーンで引き出しを使いすぎてしまったのかなー、という気がします。今ならアウターゾーン2とかも余裕で受け入れられると思いますし、そいういった形での復活を待ち望んでいます。

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