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2009/07/21

AT Lady!

Img385 のむら剛(現在は岡野剛) 著。週刊少年ジャンプにて1989年~90年にかけて連載、単行本全2巻完結。

 東京の犯罪は年々科学的、組織的となっていき、その象徴とも言えるロボット強盗団の前に打つ手の無かった警視庁は、ついにロボット刑事の開発を決定する。警視総監よりその命を受けた知能指数600を誇る天才科学者、春田純一警部は、様々な能力を持った6人のロボット婦警、Automatic Tec Lady(機械じかけの刑事)を開発。彼女らはその能力を遺憾なく発揮し、犯罪は見事減少していく。そして今日、7人目のロボット婦警、A・T Lady 7号が誕生した……が、実は7号は6号までの開発部品の余りを主に構成されており、7万馬力という怪力を持つものの、それ意外には秀でた部分が特に無く、性格もドジでボケ体質で子供っぽいという、お荷物ロボット婦警なのであった……。

 そんな感じの、時代を先取りしすぎた萌え設定満載のドタバタギャグ。1号はお姉様、2号はクール、3号は肉体派、4号がボクっ子、5号が勝ち気、6号が無口、7号がドジっ子と、もうよりどりみどりです。というか、20年前の作品ですよこれ? 7号の動力が単三電池2本とか、ちょっとファンタジーすぎる部分もありますが、やさしさとひたむきさを武器にがんばるドジっ子、という構図は、今でも十分通用するでしょう。惜しむらくは、作者がまだまだ当時は構成力が低く、それらの設定を活かせる話をあまりつくれなかった、ということでしょうか。短期で打ち切られてしまったという理由もありますが、1号~6号なんて出番ほとんどありませんし、せっかくの設定をもっとうまく使えていれば、もっと面白かったのになー、と思わずにはいられない作品でした。

 作者はその後ペンネームを変え、真倉翔の原作で「地獄先生ぬーべー」を発表しますが、こちらの方が比べものにならないくらい売れましたね。現在はオースーパージャンプにてぬーべーのスピンオフ作品である「霊媒師いずな」を連載中。いつかAT Lady 2とか描いてくれないかなー、とか気長に期待しています。

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