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2009/07/14

魔法騎士レイアース

Img378 CLAMP 著。なかよしにて1993年~96年にかけて連載、単行本第1部全3巻、第2部全3巻、計全6巻完結。

 同じ日に東京タワーへ社会見学にやってきた、それぞれ別の中学に通う獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風の3人は、不思議な声に呼ばれて光に包まれた次の瞬間、東京ではない別の世界へと移動していた。驚き、困りつつも自己紹介をしあう3人だったが、そこに現れた導師クレフと名乗る見た目は小学生のような男に、光たち3人は伝説の魔法騎士(マジックナイト)となってこの世界、セフィーロを救うべく、異世界から招喚されたのだということを教えられる。東京に戻りたいと言う光たちだったが、クリフはこのセフィーロを救わない限り、元の世界には戻れないと言う。なぜならば、光たちを招喚したのはこの世界の柱であるエメロード姫であり、セフィーロを救ってほしいという姫の望みを叶えることが、招喚を終わらせることと同義なのだからであった……。

 少女漫画でありながら乗って戦う巨大ロボが出てくるという、わりと異色のバトルファンタジー。ただ巨大ロボと言っても、意志を持った大型生物という風にもとれるので、ロボット物というよりはペアバトル物と言った方が近いかもしれません。全6巻のストーリーは第1部と第2部に分かれているのですが、第一部のストーリーとしては上記あらすじ後、まず自分だけの武器を手に入れ、それを鍵として巨大ロボ「魔神」を目覚めさせ、ザガートを倒す、というわりとあっさりしたものです。が、ラストにどんでん返しが仕掛けてあり、ストーリー的にはバッドエンドで終了、そのまま第2部へ続く、という感じです。バッドエンドになる理由とか、まさに少女漫画ならではの展開で、面白かったです。ただここに一つ問題があって、2部ラストは逆にオーソドックスな終わり方で、衝撃のラストと言えた第1部の方が正直面白かったんですよね。しかしすでに言ったように、2部があるからこその1部バッドエンドなわけでして、あちらをたてればこちらがたたず的なジレンマに陥ってしまっていると思います。そこがクリアされていれば、もっと良かったんでしょうけどねー。

 作者は4人組のグループで、現在週刊少年マガジンにて「ツバサ」、週間ヤングマガジンにて「XXXHOLIC」、月刊ニュータイプにて「こばと。」を連載中。完結済みの作品も多数。世界観が繋がっている作品が多く、特に現在連載中のツバサとHOLICはお互いがストーリーに強く干渉しあうという、めずらしい形態となっています。4コマならそういうことも楽にできるでしょうが、ストーリーマンガ、しかも週刊でそれをやるのは大変でしょうねー。ツバサとHOLICが終わらないことには身動きが取れないでしょうが、個人的にはまたなかよしで、なかよしの作風にあわせた連載をしてくれないかなー、と思っています。

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