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2009/07/15

動物のカメちゃん

Img380 噌(口編に曾)西けんじ(現在は「そにしけんじ」) 著。週刊少年サンデーにて2000年~02年にかけて連載、単行本全5巻完結。

 飼い主、坂本明日香がUFOキャッチャーで遊んでいる間に、マルチーズのラッシーはペットショップ万華堂へと拉致されてしまう。だがそこに待っていたのは、ラッシーと言葉が通じ、人間とも会話ができ、二本足で歩いて甲羅を脱いだり着たりできるという、見た目は亀そっくりの不思議な動物、カメちゃんだった。このままだとペットショップで売られてしまうと察知したラッシーは、明日香の元に帰るため逃げだそうとするが、腹話術や変形を得意とし、さらにメールやホームページ、株価のチェックに余念なしというカメちゃんに、ペースを乱されっぱなし。果たしてラッシーは、実はゴールデンレトリバーが飼いたいという飼い主、明日香の元へと戻れるのでしょうか……。

 そんな感じの、擬人化されたカメをトリックスター的なポジションに置いた、ちょっとシュールなショートギャグ。カメちゃんと、カメちゃんによって迷惑をかけられる人や犬が主人公、というのが正しいですね。初期は上記のラッシーやゴールデンレトリバーのジョン、人間(高校生)の葉山雄三や烏丸正治と主人公は入れ代わり立ち代わりな感じですが、2巻途中から小学生の神田はじめが主人公となり、そこでようやく設定が固定されてそのままラストまで行く感じです。カメちゃんの見た目はカメなんだけど、言動がカメとはほど遠いというギャップで笑わせる作品。それ故にシュールな部分が多いですが、そこのツボが合えば非常に笑える作品でしょう。私はもちろん、笑いながら読んでいました。

 作者はこういった人間以外の生き物系ショートギャグがとにかく得意で、これ以外にも「猫ラーメン」「いぬ会社」「ザリガニ課長」等、よく言えば他者の追随を許さない、悪く言えば同じような作品ばかりではありますが、どれも変わらず面白いです。個人的には、このカメちゃんか猫ラーメンかの二択ですかね。ずっと読み続ける所存ではありますが、またいつか、サンデーに戻ってきてくれる日を待っています。

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