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2009/07/19

荒野の蒸気娘

Img383 あさりよしとお 著。月刊コミックガムにて2005年~08年にかけて連載、単行本全4巻完結。

 原油が枯渇し、一部特権階級のみがエネルギーを独占、都市部以外の文明レベルは数百年前にまで戻ってしまったという近未来。流れ者のジョーは、とある村からガソリンを盗み出して売りさばこうとしていたところを見つかってしまい、殺されそうになるが、危ういところを旅の姉妹に助けられる。姉のアンは、粗野な性格で飾り気の無い格好。妹のアリスは、純真な性格で可憐な装い。という設定を持つ2人は、実はエネルギー不足のこの世界では最強とも言える、蒸気機関で動くロボットであった。だが、アンはそのことを理解しているものの、アリスは自分は本当は人間であり、呪いによりロボットの格好にさせられていると信じて疑ってはいなかった。かくしてアリスに気に入られたジョーは、2人の用心棒という名目で、西へ向かって一緒に旅をすることになるのであったが……。

 そんな設定の、ロボットコメディ。仕草、言動、思考等、容姿以外は美少女というアリスを話の中心に据えた、昨今の萌え事情を斜に構えたあさりよしとおらしい作品です。アリスの見た目はごつくて巨大な二足歩行ロボット(画像中央奥)で、その手前の金髪ロングな美少女が、脳内補完用イメージ。作中でもこのギャップをネタとしたギャグを繰り返し行いますが、やっぱこれはアレですか、容姿よりも性格が重要だという人に対して、このロボット娘に萌えてみろという作者の挑戦なわけですねわかります。いや、本当かどうかはわかりませんが……。

 以上のような、ネタ的、意欲的な部分は面白いのですが、ストーリー的には正直フツーで、やっぱりこの作者は、「宇宙家族カールビンソン」や「るくるく」のような日常コメディが一番面白いなー、と再確認させられた感じでした。るくるくも最終巻はまだですが本誌では完結済ですし、また次の日常コメディ、もしくはカールビンソンの続き……は無理かなー。まぁ無理とは思いますが、今後も読み続けますので、期待し続けたいと思います。

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