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2009/08/24

ノーマーク爆牌党

Img420 片山まさゆき 著。近代麻雀オリジナルにて1989年~97年にかけて連載、単行本全9巻完結。

 麻雀荘「どら道楽」の常連である鉄壁保は、ある日フリーで入ってきた爆岡弾十郎という男に出会い、彼の放つ一見セオリー無視の「爆牌」の前に完敗する。その後アマチュア枠から達人戦に出場、優勝し、達人位についた爆岡を追って、鉄壁は爆守備を武器に、当大介、九蓮宝燈美らと共にプロテストを受験、合格し、満強位戦Cリーグ入りを果たす。だが、爆牌を分析しつつ、一歩一歩爆岡の元へと近づこうとする鉄壁に対し、爆岡は並み居るライバルを蹴散らしてあっさり満強位を獲得。迎えた麻雀界三大タイトルの最後、雀竜王戦の本予選最終戦にて、鉄壁はついに爆岡と同卓になるが、浮けば決勝進出というその場面で、鉄壁は事もあろうか爆岡の役満に振り込み、予選落ちしてしまう……。

 そんな感じの、麻雀マンガ。作者の初期代表作「ぎゅわんぶらあ自己中心派」や「スーパーヅガン」とは違い、非常にストーリー色の濃い作品です。コメディー部分もあるにはありますが比重は少なく、麻雀のルールを知らなければ話にはついてこれないでしょう。反面、ルールがわかるのなら、作中で明らかになっていく「爆牌」の秘密部分も含めて、面白く読めるんじゃないかと思います。ただ、この作品はあくまで「爆牌」を軸としたマンガであり、主人公は爆岡や鉄壁ではなく「爆牌」そのものと言っていいくらいなんですよね。なので、一般的なストーリー重視の麻雀マンガとは、受ける印象がだいぶ違うんじゃないかと思います。キャラクターとしての主人公は鉄壁ですが、倒すべきは爆岡ではなく「爆牌」である、という感じですから。いや、まぁ、作中では爆岡=爆牌であり、そこまで線引きしなくてもいいんでしょうけどね。

 作者の代表作はどれかと言われると、現在連載中の「打姫オバカミーコ」も含めて悩むところではありますが、やはり個人的にはこの「ノーマーク爆牌党」です。失礼な言い方ですが、正直爆牌党を超える作品は無理なんじゃ? とか思っています。それくらい完成度の高さも含めて好きなんだ、ってことにしておいてくださいませ。

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コメント

ノーマーク爆牌党おもしろいですよね。もっと売れても良かったマンガだと思います。

投稿: こい | 2013/01/25 17:48

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