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2009/09/30

まじもじるるも

Img458 渡辺航 著。月刊少年シリウスにて2007年より連載中、単行本4巻まで以下続刊。

 小学生時代はスカートめくりの名手として女子から敬遠され、中学生時代はH本をみんなに貸し出して女子からエロ本大王と呼ばれ、高校生となった今は授業中に寝言で「おっぱい」と叫んでしまった為に女子から白い目で見られているという、ヘンタイシバキこと柴木耕太の願いは、可愛い彼女をゲットすること。そんな彼の元に、ある日魔女を名乗る口数の少ない女の子が現れ、お前は二日後に死ぬ、と宣言されてしまう。事の起こりはその前日、図書室で見つけた怪しげな魔女召喚の書に従って呪文を唱えた柴木は、願い事にウケを狙って「女子のパンツ」と言ったところ、家の机の上に女物のパンツが置いてあったわけなのだが、それこそが魔女召喚の書に従って呼び出された、この女の子魔女、るるもの仕業なのだという。願いを叶えた代償は、命。二日後に鳥葬にされると聞いた柴木は、誰のかもわからんパンツ一枚のために死ぬのか……と途方にくれるが、その時るるもが衝撃の発言をする。曰く、そのパンツは私のものであり、1枚しかないそのパンツを返してもらうのも、目的の一つだ、と……。ということはこの子は、今はいてない!? そのことに気付いた柴木は二日後に死ぬのも忘れ、るるものスカートの中を覗くことに全力を尽くしはじめるが……。

 そんな出だしの、魔女っ子コメディー。上記あらすじは読み切り時のもので、本編はこの後、結局死ななかった柴木の元に、今度は願いを言えばるるもが魔法で叶えてくれるというチケットが届き、チケットを使い切ると魔女見習いに格下げになっていたるるもは魔女に戻れるのだが、同時に柴木は死んでしまう、という感じで話は進んでいきます。魔法の使用制限があるのは別にフツーだとは思いますが、ダイレクトに死が近づいてくる、というのはなかなか笑いを取るのには使えるネタですね。大きな魔法を使うとチケットの減りが激しい、とかも、残り枚数を逆手に取れるうまい設定だと思います。あとは、無口で恥ずかしがり屋で世間知らずというドジっ子魔女、るるもの人間界での成長物語的な部分もあり、そのあたりも非常に面白いです。というか、なんで柴木はるるもにときめかないんのか疑問ですね。いや、きっとときめくのは、最終章と決まっているからなんでしょうが……。おそらく最終章のプロットはもう完成しているものと思いますし、それがいつになるのかはわかりませんが、楽しみに読み続けたいと思います。

 作者は現在、月刊誌でこの作品と、あと週刊少年チャンピオンにて「弱虫ペダル」というサイクルロードレースマンガを連載しているわけですが、最近の漫画家で週刊と月刊両方連載持ってる人ってちょっとめずらしいですよね。弱虫ペダルは休載もほとんど無いし、よく両立できてるなー、と思ってしまいます。仕事がもらえるうちが華だ、という部分も当然あるんでしょうが、身体をこわさない程度にこれからもがんばってほしいとおもいます。

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