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2009/09/07

こどものじかん

Img434 私屋カヲル 著。COMIC HIGHにて2004年連載開始、同誌休刊に伴い一時中断し、コミックハイ!創刊号よりリスタート、現在も連載中。単行本7巻まで以下続刊。

 1学期途中で双ツ橋小学校にやってきた新任教師、青木大介は、赴任早々3年1組の担任を任されることになったのだが、実は前任の先生は、生徒からのいじめを苦に辞職したのだという隠された事実を知ってしまう。そのいじめのリーダー格だった生徒、九重りんは、青木が赴任した初日から彼のことを好きと言ったりと、非常になついているように見える生徒だったのだが、その件について問いただしたところ、親友である宇佐美々が不登校になるきっかけを作ったのがその先生だったため、やりかえしただけ、とこともなげに言う。当初は困惑した青木だったが、変わらず彼のことを好きと言ってべたべたしてくるりんと接していくうちに、彼女の性根はけして悪ではなく、友だち想いという気持ちが行き過ぎてしまっただけなんだと理解する。こうして順調に行っているように見えた青木とりんの関係だったが、実はりんには母とは死別、父は再婚して別居中であり、母の従弟であるレイジという男性と2人で暮らしている、という青木のまだ知らない事情があるのであった……。

 そんな感じの、教師と生徒を題材とした小学校ストーリー。エロコメ要素がふんだんに投入されていて、その基本は、りんが自分が小学生女児であることを利用したネタを青木に対して行う、というものです。いわゆる児○ポルノに引っかかりかねないネタのオンパレードはインパクトがすごく、連載開始当初はものすごいネタマンガだなー、と思っていました。ところが長期連載に入るにつれ、上記のようなりんの過去及び現在の境遇をメインとした話が増えていき、普通の作品になっちゃったなー、というのが正直な感想です。今でもエロコメネタはたくさんあるのですが、やっぱりもうメインは違うんだ、とどうしても思ってしまうんですよね。ただ、初期のインパクトのままで長期連載は無理でしょうし、今の展開がつまらないわけでもないので、問題無いとは思いますけどね。

 もう一点問題となる、りんが青木のことを好きだという部分ですが、青木からすれば当然りんは生徒であり、どんなに可愛いと思ってもそういう感情を持つのはありえない、とちゃんと自制はしています。ところがストーリー的には今後レイジがりんに対し光源氏計画を考えていることを知り、それから守ろうとしたりしているので、最終回でりんが大人になったら結婚とかは十分あり得る展開です。現在はりんが幼すぎるためラブコメとは言い難いですが、構図としては一人の女の子を巡って2人の成人男性が争っている、で間違っていないでしょう。社会理念的には間違ってますけどね……。

 連載開始時は3年生だったりんも現在はで5年生となりましたが、話を中学まで延ばすとは思えませんから、長くてもあと2年で終わるとは思います。ラストがどうなるのかはわかりませんが、以前作者が「最後はハッピーエンドになります」みたいなことを書いていたのを、どこかで見た気がするんですよねー。ちょっと確認はできなかったのですが、ぜひとも読者が読んでそう思えるようなラストになってくれることを願っています。

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