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2009/09/12

銘高祭!

Img438 TOBI 著。まんがタイムきららフォワードにて2008年より連載中、単行本1巻まで以下続刊。

 地味で、小柄で、引っ込み思案な高校2年生、紺野みちえは、5月のある日、校内放送で、文化祭実行委員会からの呼び出しを受ける。呼び出しに従い生徒会室へ向かったみちえを待っていたのは、なんと文化祭実行委員長をやってみないか、という生徒会長からの提案であった……。県立銘蘭高等学校文化祭、略して銘高祭に対し、みちえは特別な感情を持っていた。中学生3年生の時に初めて目にした銘高祭は、感動のあまり泣いてしまった。その想いのまま銘蘭高校に進学し、迎えた1年目の銘高祭は会計として実行委員に参加。あこがれていた輪の一員になれたことはとても嬉しく、次はもっと輪の中心に近づきたいと強く想った。そして2年生に進級し、今回の生徒会長からのこの提案に、みちえの心は震えないはずがなかったが……。

 そんな出だしの、「文化祭」をテーマとした学園ドラマ。普通の学園ドラマだと、テストや夏休み、修学旅行等と同列に文化祭「も」あるという形が一般的ですが、この作品は主人公のみちえが文化祭実行委員長に就任し、その年の文化祭を成功させるのが目的、という一風変わった作品です。このように焦点を狭めるのは、長期連載を考えた上での展開の広げ方という意味では、寄り道が難しい分マイナスだと思うんですよね。またゴールが最初からわかってしまっている以上、結果的には意外性の無い作品になってしまうのではと危惧してしまいます。逆にメリットとしては、遊びが入れられない分プロットさえしっかししていれば、最初から最後まで一貫性のある物語にしやすい、という感じでしょうか。

 とまぁ、ちょっと今までに出会ったことのないタイプの作品だったので不安を書いてしまいましたが、正直これは期待作ですね。いろんな問題が起こって、それを乗り越えていく、というパターンの話であろうと予想はできますが、1巻を読む限りではサブキャラもふんだんに出して様々な視点からの銘高祭を表現するようですし、期待はしていいと思います。今後どのような準備期間を経て、どんな当日を迎えるのかはまだわかりませんが、願わくば、銘高祭が無事終わったら、後日談程度で連載もちゃんと終わりますように……。(焦点が違います

 ちなみにこれはある意味ツッコミ所でもあるのですが、第1話が5月なのは確定ですが、文化祭自体が何月にあり、何日間行われるのか、単行本1巻の時点では明らかになっていないんですよね。過去の回想では長袖の生徒と半袖の生徒が両方いるので、9月~10月くらいかなぁ、とは思いますが、日程等はギリギリまでプロットを練らなければいけない関係上、まだぼかしておいたほうがいいのかなー、なんて下世話なことを考えています。余計なお世話ですね。

 作者の他作ですが、雑誌媒体での連載はこれが初めてだと思うのですが、ネット媒体ではFlexComixブラッドにて「眼鏡なカノジョ」等を連載、完結済みです。ストーリーマンガである銘高祭とは違いオムニバス形式のラブコメディーですが、そちらも十分面白いです。というか、1話完結作品としての完成度は高いです。今でも第1話だけならネット上で無料で読めますので、気になった方はググって読んでみてください。

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