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2009/09/16

空の下屋根の中

Img443 双見酔 著。まんがタイムきららCaratにて2008年より連載中、単行本1巻まで以下続刊。

 高校を卒業して、大学に行くでもなく、就職するでもなく、特にやりたいことの無かった笹川香奈絵は、世間で言うところのニートとしての生活を送っていました。しかし漠然とながらもこのままでいいはずはないと、とりあえずアルバイトをしようと考えますが、自分で自分がどうしたいのかがわかっていないため、事態は遅々として進みません。そんな状況の中、スーパーに就職した友人のまゆこや、プログラマーをやっている同級生の木津くんらに少しずつ感化された香奈絵は、とあるおもちゃ屋のアルバイトに申し込みますが……。

 そんな感じの、高卒無職の女の子を主人公としたほのぼのストーリー4コマ。スタート時点ではニートですが、求職活動はしてるし、1巻後半ではアルバイトも始めるので、自分探し系ストーリー4コマとでも言うのが一番あってるのかなー。もしこのままずっとおもちゃ屋のバイトをしていくのなら、フツーにおもちゃ屋を舞台にした日常4コマ、とかになりそうです。以上のように、今後の舵取り次第でどう展開するのかまったく読めない作品なのですが、特筆すべきは作品全体に流れるこのぬるま湯加減。こんな都合のいい展開&バイト先ねーよ、と言いたくなるくらいのぬるい展開ではありますが、不器用ながらもがんばる香奈絵ちゃんが主人公であるからこそ、こんなにも読んでいて心地の良いほのぼのとした作品に仕上がったのでしょう。ギャグやシュールがもてはやされる4コマ界ではありますが、それら以外で久々にこれはいいなー、と思える作品でした。

 というわけで、作中には悪人も悪意も出てこないわけですが、単行本書下ろしページに悪意を持ったニートキャラが登場します。名前は不明の高卒ニート君なのですが、これがなんというか末は立派な2ちゃんねらー? みたいな? 連載形式になっていて全4話(?)載っているのですが、正直これをまともに描かれると、滝本竜彦・大岩ケンヂ「NHKにようこそ!」みたいになってしまいそうで、ちょっと怖いです。単行本2巻にも登場するのかどうかは不明ですが、もし出てくるにしても、ギャグタッチにしておいてほしいなー、と思っています。というかギャグタッチにしてくれないとやだよ!(聞いてない

 作者の他作ですが、ラグナロクオンラインの単行本があるようですが、これってアンソロの再録なのかなー。この作品は面白かったし、ちょっと読んでみたい気はするんですが、アンソロの再録だとすると多分ほとんど持ってるので、躊躇してしまいます。うーん、しかし調べようがないよなー。

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