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2009/09/18

超弩級少女4946

Img445 東毅 著。週刊少年サンデー超増刊にて2009年より連載中、単行本1巻まで以下続刊。

 女の子ってのはすげーんだ。なんかいい匂いがして、やさしくて……。そんな娘にもし微笑みかけられたりしちまったら、きっと俺はどんな無茶だってやれると思う――。常々そのように考え、だからこそそんなすごい存在である彼女が欲しいと思っている中学生3年生、飛田マコトは、残念ながら目下告白30連敗中という、不名誉な記録を持っていた。そんなある日、保健室で休んでいたマコトが昼休みに目を覚ますと、鞄や筆記用具、食べかけのお弁当等を残したまま、校舎から人がいなくなっていた。どうなってるんだと思う間もなく、鳴り響くサイレン。それに呼応するように、壁を突き破って校舎内に進入してくる戦車。そしてその戦車をあっさりと破壊してしまう、怪物としか言いようのない、異形の巨大生物……。見上げるほどの巨大な怪物に目を付けられ、絶体絶命のピンチを迎えたマコトだったが、彼を救ったのは、一つの巨大な人の「手」だった。痛いと可愛らしい悲鳴を上げつつ、マコトを守るように怪物の前に立ちはだかる巨大な影。その正体はなんと、身長4946センチメートル(公称)の一人の巨大な少女、衛宮まなであった。

 そんな出だしの、ヒロインラブコメ。もしかしてこういうのを、セカイ系って言うのでしょうか。この後、この巨大な女の子、衛宮まなにマコトが惚れられてしまうわけですが、実は地球は宇宙生物からの攻撃をしょっちゅう受けていて、それらを撃退しているのが、まなを含む「地球起源の超自然特殊生物群」である、という設定だったりします。あまりにまなが人間臭いため、巨大人間はそれだけで設定破綻だろー、と思ってしまいますが、実際にはまなは妖怪に取り憑かれている人間であり、取り憑いているのはどうやらダイダラボッチである、ということのようです。断片的な情報から判断しただけなので、はっきりとはわかりませんけどね。

 まぁそんな設定上の問題はさておき、同級生の中でも小柄な飛田マコトと、巨大少女衛宮マナのラブコメディなわけですが、ツッコミ所が満載な点も含めて、非常に楽しく読める作品です。身体は巨大だけど「痛いけどがんばる」が基本のまなが、とにもかくにも健気で可愛いんですよ。頬を染めながら「愛さえあれば身長差なんて関係ないですよね」と言うシーンなんて、ネタ込みだとわかっていても最高です(聞いてない

 作者は読み切りはいくつか描いていたものの、連載作品はこれが初めてのようですが、絵もコマ割り等も問題ないし、キャラもかわいいし、何よりラブコメとして話も面白いので、問題なくいけると思います。そしてこの作品は特殊状況下のラブコメであり、きちんと完結させるためにはこの特殊状況下から抜け出さないとダメだと思うわけですが、その部分をどう考えているのか。期待を込めて、今から楽しみにしていたいと思います。

 ちなみにこの作品は、小学館のWebコミック、クラブサンデーにて1、5、6話が読めるようになっています(2009/9/18現在)。単行本1巻が1~4話なので、続きもバッチリです。また作者のホームページでは、初期の読み切り「イバラキ!」が全ページ読めるようになっているので、興味を持たれた方はぜひググって読んでみてくださいませ。

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