« P2! -let’s Play Pingpong!- | トップページ | 空の下屋根の中 »

2009/09/15

バチバチ

M0382858001 佐藤タカヒロ 著。週刊少年チャンピオンにて2009年より連載中、単行本1巻まで以下続刊。

「死んで生きれるか…」 かつて、圧倒的な強さと、傍若無人なふるまいで恐れられた、火竜という大関がいた。だが彼は、二場所連続優勝、そして横綱昇進が懸かった場所の最中に暴力事件を起こしてしまい、角界から追放。全てを失ってしまった後は酒に溺れ、やがては交通事故で死亡してしまう。――そして6年後、とある大相撲の地方巡業中に、序二段の力士が学生服姿の素人に敗れるという事件が起こる。こんな三下相手になるか、横綱つれてこい! と言い放つ彼の名は、鮫島鯉太郎。なんと彼こそは、大相撲史上最悪と言われた悪たれ者、大関、火竜の一人息子であった……!

 そんな出だしの、大相撲マンガ。最初の3話が鯉太郎が角界に入るまでのプロローグで、4話目からが本編、という感じです。火竜の暴力事件は、元横綱で現相撲協会理事、火竜の兄弟子でもあった虎城によって仕組まれたことらしいとか、色々裏設定はあるようなのですが、今のところはそういった設定に振り回されることなく、純粋にヒールな相撲取りの成り上がりストーリー、として描かれていて、フツーに面白いです。ただ、本誌でもようやくデビュー戦を迎えたばかりであり、まだまだ今後の展開に期待、という感じですけどね。相撲マンガと言えば、私的にはさだやす圭「ああ播磨灘」が最高峰なわけですが、それを越える熱さを持った作品になってくれれば、と思っています。

 作者はこれ以前に、同誌にて「いっぽん!」という柔道マンガを連載、完結済み。そちらもフツーに面白かったですが、取り扱うテーマの派手さという面では、バチバチの方が上でしょう。逆に閉じられた世界ということで、展開の進め方はこちらの方が難しいんでしょうが、そんなことは企画段階でわかっていること。今後どういった展開で見せてくれるのか、期待しています。

|

« P2! -let’s Play Pingpong!- | トップページ | 空の下屋根の中 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« P2! -let’s Play Pingpong!- | トップページ | 空の下屋根の中 »