« ほほかベーカリー | トップページ | 乙嫁語り »

2009/10/17

境界のRINNE

M0384445201 高橋留美子 著。週刊少年サンデーにて2009年より連載中、単行本2巻まで以下続刊。

 小さい頃に一週間神隠しにあい、それ以来幽霊的なものが見えるようになってしまった高校生1年生、間宮桜。中学を卒業して、少し大人になれば、そういった妙な物も見えなくなるんじゃないか。そう淡い期待を抱いていた桜だったが、相変わらず通学路では自縛霊に話しかけられるなど、以前と変わらない日々を送っていた。その日も、隣の席の男子生徒、六道りんねが初登校してきたと思ったら、他の生徒や先生たちには彼のことが見えていないという事態に遭遇する。また幽霊か……そう思う桜をよそに、りんねはドッグフードを取り出したかと思うと、それにつられてやってきた巨大なチワワの幽霊と話し始める。どうやらりんねは、そのチワワを成仏させようとしているようなのだが……数瞬後、巨大なチワワは突如りんねを丸飲みにすると、窓から外へ出て行ってしまうのであった。放課後、帰宅の途についていた桜は、小さくなったチワワを抱きかかえたりんねと再会する。幽霊ならば、通り抜けられるはず。毎日身をもってそれを体験していた桜は、りんねの事も素通りしようとするが、予想に反して桜はりんねに頭突きをしてしまう結果となる。そう、実はりんねは幽霊ではなく、現世に未練を残し成仏できない者たちを輪廻の輪に導く、死神のような存在なのであった……。

 そんな出だしの、霊能コメディー。りんねは画像の羽織を着ている時は霊と同じ体質になり、脱げば一般人にも見えるようになります。ストーリーの基本はまず幽霊が現れ、それをりんねが成仏させる、というものですが、りんねは死神としての能力は高くなく、有料の道具を使わないと霊を成仏させることができません。ところがりんねは、死神の祖母と人間の祖父のせいでものすごい借金を背負っていて、道具の使用料も満足に払えない始末。関わってしまった桜はそれを見て見ぬふりをすることもできず、仕方なくその料金を肩代わりしていく……という感じで話は続いていきます。作者の他作と比べると、それなりにストーリーはあるもののコメディー比も高いので、「らんま1/2」が一番近い感じですかね。作者の作品は描けば売れるしアニメ化も当然と、ある意味プレッシャーも大きいのかもしれませんが、今のところはこの作品も他作と比べて遜色なく面白いですし、今後とも楽しみに読み続けたいと思います。

|

« ほほかベーカリー | トップページ | 乙嫁語り »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ほほかベーカリー | トップページ | 乙嫁語り »