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2009/11/20

新世紀エヴァンゲリオン

Img505 原作・GAINAX、漫画・貞本義行。月刊少年エースにて1994年連載開始、2009年に掲載誌をヤングエースへと移し、現在も連載中。単行本11巻まで以下続刊。

 西暦2000年、南極に大質量の隕石が落下。氷の大陸は一瞬で溶解し、水位の上昇をはじめとした天変地異が世界を襲い、地球人口は半分まで激減した。これが世に言うセカンドインパクトである。そして15年後――自分には特に生きている理由も意味もないと、日々をドライに生きる14歳の少年、碇シンジは、10年以上も離れて暮らしていた父親に呼び出されて第3新東京市に向かう途中、突如巨大な怪物と国連軍との戦闘に巻き込まれてしまう。国連軍の武器は怪物に対してまったく役に立たず、町ひとつを破壊する威力を持ったNN地雷ですら、怪物にわずかに傷をつける程度でしかなかった。父と同じ組織に所属する葛城ミサトと、謎の巨大ロボットの援護により難を逃れたシンジは、ミサトからあの怪物は使徒と呼ばれていて、彼女たちが所属する特務機関ネルフこそが使徒殲滅の任を負っていると聞かされる。そしてネルフの本拠地である地下空間、ジオフロントへ連れてこられたシンジは、先ほどの巨大ロボット、人造人間エヴァンゲリオンと再開するが、その場で突然、父に「これにはおまえが乗るのだ。そして使徒と戦うのだ」と告げられるのであった……。

 そんな出だしの、近未来SF。連載開始当時に放映されていた同名のアニメーション作品のコミカライズであり、大筋の流れは同じですが、細部には色々変更点があります。現在劇場版として公開されている「エヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズは、初期のアニメシリーズと比べると変更点が色々あるそうで、当然このコミカライズ版とも色々違う点があるでしょうから、新劇場版シリーズのコミカライズとしては読まない方がいいのかもしれません(新劇場版シリーズは私は見てないので、あまりわかりませんが……)

 ストーリーとしては、使徒が次々と攻めてきて、それをエヴァンゲリオンに乗ったシンジや綾波、アスカらが倒していくが、様々な思惑が絡み合う中、徐々に隠された真実が明らかになっていき……という感じです。とにかく設定された謎が多く、少しずつ明かされる情報を頼りにそれらを読み解いていくというのが楽しかったのですが、アニメ版はこれにプラスして使徒対エヴァのアクションシーンの出来も非常に良く、まさに傑作と言っていい作品だと思いました。ただし最終2話は、私にはちょっとアレでしたが……。このコミカライズ版も面白いは面白いんですが、どうしてもアニメ版の印象があるため、単独で評価するのはちょっと無理ですね。アニメ最終2話の印象が悪くて、実は単行本は途中で買うのをやめてしまったのですが、コミカライズ版のラストの構想はアニメ版とは違うとか聞いた覚えがあるので、完結したら読もうかなー、なんて思っています。

 作者は漫画家というよりも、イラストレーターやデザイナーといったイメージの方が大きいですよね。ただしマンガ作品がイラストっぽいのかと聞かれればそうではなく、コマ割りやセリフ等、マンガ作品としてまったく違和感はありません。イラストレーターのマンガってどうしても違和感があるものが多いですが、そういう意味ではすごいですね。よく休載しているとのことで、遅筆なのは仕方ないのかもしれませんが、ちゃんと最後まで描ききってくれることを願っています。

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コメント

新劇場版は序(1作目)はTVとあまり変わらない感じ
破(2作目)はもうまったく違うストーリーだとおもってかまわないかと~
微妙にTVシリーズとかさなる部分はあるけど~

投稿: ゆめみん | 2009/11/22 10:52

 なるほど、そんなに違うんですかー。
 そのうちまとめてテレビでやるでしょうし、気が向いたら観ようかと思ってますw

投稿: やの | 2009/11/24 02:07

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