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2009/11/07

サディスティック・19

Img492 立花晶 著。花とゆめにて1990年~98年にかけて連載、単行本全7巻完結。

 その世界のあらゆる場所には、どこかおかしな人……もとい、存在があった。良家のお嬢様なのに、涼しい顔をして猟奇でサディスティックなことをする重政佳子。花粉症に悩む、妖怪百目の母娘。耽美をこよなく愛する究極のナルシスト、西神田夢彦。一般家庭に拾われ、なぜか馴染んでしまっている油すまし。そしていいわけ巫女は蛇に呑まれ、失意のへいマン(木下孝夫)は塀の上を走り、シュメール人のマスクそっくりのシュメールは男子生徒の心を鷲掴みにするのであった……。

 そんな感じの、オムニバス形式のショートギャグ。いわゆる不条理4コマのショートギャグ版、というのが一番わかりやすい説明かもしれません。ギャグはシュールやブラックなものが多く、オチてないことをオチにするなどの変則的なネタも多数。上記あらすじは一応シリーズ仕立てになってるものからピックアップしましたが、一発ネタもかなり多く、どれも独自の面白さを持っていて、私は非常に好きでした。ただ、少女漫画誌で果たしてこういう作品がウケるのかという気はしましたが、8年近くも連載したことを考えると、それなりにはウケていたと言っていいんでしょうね。

 作者はその後も細々と作品を発表し続け、現在はMELODYにて「すぴすぴ事情」という鳥エッセイマンガを連載中とのこと。単行本も出ているそうですし、次の機会に買ってみようとは思います。ただできることなら、そのうちでいいので、またこの作品のようなショートギャグを読んでみたいなー、と期待しています。

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