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2009/11/09

デカガール

Img494 原作・長崎尚志、漫画・芳崎せいむ。Kiss PLUSにて2008年より連載中、単行本2巻まで以下続刊。

 塩見駅前交番勤務の巡査部長、日野まる香は、非番の日に辞表をしたためていたところを、猟銃を持った籠城犯が立て籠もる現場に呼び出される。それは籠城犯に出前を届けるためであり、まる香が呼び出されたのは、彼女がそば屋の娘だからという理由だった。幼少時、実家のそば屋によく来ていた刑事から、刑事とは本当にこまってる人を、何を求めず命をかけて助ける人のことだと聞かされ、それ以来刑事を目指していたまる香。だが刑事選科への推薦はしてもらえず、理想と現実とのギャップにも悩んでいた彼女は、最後の仕事としてこの事件に挑むことを決意する。ところがいざ出前を籠城犯のところに持っていったところ、人質となっている犯人の元妻と子供から、まる香はパニック寸前の動物のような匂いを感じ取る。これ以上は人質が持たない。とっさにそう判断したまる香は……。

 そんな出だしの、刑事マンガ。上記あらすじは第1話のもので、事件解決後まる香は捜査一課に配属となり、刑事としての生活がスタートしていく、という感じです。この作品における特殊設定として、主人公のまる香は鋭い嗅覚を持っており、また小さい頃からたくさんの動物たちと一緒に暮らしていたため、彼らが出すにおいから緊張や退屈、空腹に親愛と言った感情を読み取れるようになった、というものがあります。まる香はその能力をきっかけに様々な事件を解決していくので、さしずめ嗅覚刑事と言った感じでしょうか。刑事物としての内容はオーソドックスなもので、現時点ではフツーに面白いという感じですが、動物の感情がわかるという設定はうまく使えばもっともっと話を面白くできるんじゃないかと思うので、今後も期待していきたいです。

 原作の長崎尚志は、浦沢直樹「20世紀少年」に名前が記載されていたのは知っていましたが、それ以前は漫画雑誌の編集をやっていて、なんとビッグコミックオリジナルやスピリッツの編集長をやっていたこともあるんだそうですね。ちょっとびっくりです。また、複数のペンネームを持っていて、実は芳崎せいむの前作「テレキネシス」の原作者である東周斎雅楽という名前も、長崎尚志の別名だそうです。正直、なんでそんなに名前使い分けるんだろう? とは思ってしまいました。出版社別に変えているというわけではないようなので、作品の内容によって変えたりしているのかなー。

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