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2009/11/04

CLOTH ROAD

Img489 脚本・倉田英之、漫画・okama。ウルトラジャンプにて2003年より連載中、単行本7巻まで以下続刊。

 繊業革命によりケーブルは糸に、基盤は生地となり、コンピュータは人々の衣服となった。それはコンピュータメーカーとファッションブランドの融合を意味し、服を作るデザイナー=プログラマーと、その機能を最大限まで引き出すファッションモデルは、時代の主役となっていった。だが、そんな表向きはきらびやかな世界ではあったが、社会問題は何一つ解決していなかった。貧富の差はさらに拡大し、世界は7つのトップブランドによって支配されたも同然であり、今日も貧民層の路地裏は「WAR-KING」という二流、三流のモデルが戦う賭け事でにぎわっていた。そんなある日、WAR-KINGに参加するドラッグ漬けの三流モデルとケンカをし、デザイナーをクビになったばかりの少年、ファーガスが自宅の工房に帰ると、孤児だった彼を育ててくれた親方が倒れたと教えられる。手術にかかる費用は250万と言われ、払えるはずがないと一人絶望に暮れるファーガスだったが、そこに突然、一人の元気な女の子が現れる。育ての親を亡くしたばかりだという彼女の名は、ジェニファー。実はファーガスとジェニファーは、16年前のある日に一枚の布に一緒にくるまれて捨てられていた、双子なのだという……。

 そんな出だしの、近未来バトルアクション。ナノマシンで紡がれた糸で織った服を身にまとい戦う、という設定はそこまで目新しいものではないと思いますが、繊業革命という言葉はうまかったですね。ストーリーは上記あらすじ後、ジェニファーがファーガスのモデルとなり、両親を捜して旅をしながら戦っていくわけですが、事態はいきなり惑星規模の話となり、7大ブランドのトップモデルたちも続々登場という、なかなか派手な展開。それに伴い主人公二人の出番は減っていってしまいますが、ストーリー自体は面白いので、まぁよしとしましょう。サブキャラが魅力的で主人公が食われてるといういい例だとは思いますが、最終決戦ではファーガスとジェニファーの出番は間違いなく増えますしね。

 そしてその主人公を食ったサブキャラなわけですが、誰が何と言おうとやっぱりその無邪気さが最高のメイ様に尽きます。モデルとしての身体機能や精神面はもちろん、プライドまでもが超一流という生まれついてのかしづかれる存在、ジューン・メイ様。いやもうホント、最高です。クロスロオドへの乱入、ガーメント戦での敗北、そしてガーメントvs同盟軍への乱入と、どれを取ってももう最高。メイ様がいなかったらここまで面白くないんじゃ? なんて思ってしまうほど冷静じゃいられません。この展開だと、最後はジェニファーのパワーアップ役となって倒れる可能性が高いのでしょうが、それでもいいので、メイ様の生き方を最後まで見せて欲しいです。メイ様ー!

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