« 話の話 | トップページ | お湯屋へようこそ »

2009/11/18

エイリアン9

Img503 富沢ひとし 著。ヤングチャンピオンにて1998年~99年にかけて連載、単行本全3巻完結。後に続編となる「エイリアン9 -エミュレイターズ-」が、チャンピオンREDにて2002年~03年にかけて連載、単行本全1巻完結。また、エミュレイターズの後日談となる「エイリアン9 -スペシャル-」が、チャンピオンREDにて2003年に掲載、単行本未収録。

 第9小学校6年椿組の大谷ゆりは、新学年の係決めで、不人気ナンバーワンのエイリアン対策係を押しつけられてしまう。それは、頭にかぶるタイプの共生型エイリアン「ボウグ」と協力して、次々と学校に飛来するエイリアンを、退治、捕獲する係であった。同じエイリアン対策係である、藤組の川村くみと桃組の遠峰かすみが、すぐにボウグに慣れて順調に仕事をこなしていく中、ゆりはいつまで経ってもボウグに慣れることができず、エイリアンの捕獲もできないままでいた。だが彼女たちは、気付かされていなかった。なぜかエイリアンの宇宙船は必ず小学校の校庭に着陸し、エイリアンは学校の敷地外には絶対に出て行かない、という不自然極まる事実に……

 そんな出だしの、ファンタジーSF。ストーリーは非常に真面目で、とある陰謀にまきこまれたゆりたちの一年間の顛末を描く、というものなのですが、小学6年生の女の子が嫌々エイリアンと戦う、という表層的な部分に一度囚われてしまうと、一気に理解が困難になってしまうような難解な作品でした。実際私は当初は理解しきれないまま読んでいたわけで、見事に騙されてしまっていました。単行本が完結して、通して読んでようやく大筋が理解できたという感じです。そして大筋が理解できると、今度はどうしても、設定の説明されていない部分が多すぎることが気になってしまう作品でもありました。一応話は完結しているわけですが、色々と判明していない事があり、ちょっと消化不良な気分です。独自の絵柄、テンポ、表現方法などが非常に魅力的で、読者を引き込ませる力はあるだけに、個人的にはもうちょっと説明が多ければ良かったのになー、と思わずにはいられませんでした。

 そしてこの作品には、中学1年生になったゆりたちを描いた続編「エイリアン9 -エミュレイターズ-」があるわけですが、うーん、私これ、読んだ記憶がありませんね。おかしいな、掲載誌のチャンピオンREDは、少なくとも創刊号は買ったはずなのに……。早速単行本を買おうかと思ったのですが、エミュレイターズにはさらに後日談があり、それは単行本には収録されていないとのこと。完全版が出るまで待つべきなのかなー。

|

« 話の話 | トップページ | お湯屋へようこそ »

コメント

エミュレータズの時の先輩と、あんなことになる後日談ですかね?(笑)
雑誌から切り抜いたのあったんだけど見当たりません。
捨てちゃったかもー(泣)

投稿: ゆめみん | 2009/11/19 02:01

ぜひ探し出して、貸してくださいw

投稿: やの | 2009/11/21 03:42

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 話の話 | トップページ | お湯屋へようこそ »