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2009/11/01

さゆリン

Img486 弓長九天 著。まんがタイムジャンボにて2002年連載開始、まんがタイムスペシャルとの2誌連載を経て、2007年連載終了。単行本全4巻完結。

 鈴本さゆりは、ちょっと変わった女子高生。頭の回転は早く、行動力もあり、学業成績は非常に優秀。肝心の性格だって、良く言えば天真爛漫ほがらかなわけですが、その実体は学校に土鍋を持ち込んでおかゆを作ったりする等、何をしでかすかわからない娘さん。常人とは違う発想で周囲の人たちをけむに巻きつつ、その反応を楽しんでしまうような底意地の悪さも兼ね揃えています。ところが邪気はふんだんにあるさゆりですが、悪意が無いことはわかっているため、友人の高品勇太や菅原いずみもあきれ顔ながら嫌うことはありません。そんな友人たちに囲まれて、今日もさゆりは言いたい放題やりたい放題に、我が道をいくのです。

 そんな感じの、学園コメディー4コマ。独自の空気を持った作品で、勇太やいずみがさゆりのぶっとんだ言動に巻き込まれたり、時には対抗したりという、言葉の応酬によるかけあいが非常に楽しい作品。さゆりが恋愛をネタにした発言をすることは多々ありますが、自身が自分の恋愛に関してまったくもって無関心なので、ラブコメでは無いと思います。勇太のことは三度の飯より好きと公言はしていますが、LoveじゃなくてLikeである、という事なんでしょうね。扱いは下僕だし。ただ、お互いが好意を持ち合ってるということは理解している(と思う)ので、連載が続けばそういう展開もあったのかなー、なんてちょっと思ってしまいます。そういう展開のさゆりんも読んでみたかったなー、と思いますが、まぁ今更ですね。さゆりの性格は現実世界で生きるには不向きなものなんでしょうが、ぜひこのまま行き続けて欲しい。ついそう思ってしまうほど、さゆりというキャラクターは私にとっては好ましいものでした。総合的な可愛さで言ったら、いずみの方が上だとは思いますけどね(だいなし

 作者は現在、まんがタイムラブリーにて「あさぎちゃんクライシス」を連載中。これも同じような空気を持った作品で、さゆりんに敗けず劣らず面白いです。本当は「あさぎちゃん~」の感想を書こうと思ったんですが、調べてみたらさゆりんの感想を書いてなかった事に気付いて、先にこっちを書きました。もうとっくに書いたつもりでしたよ。

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