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2009/11/10

めとろガール

Img495 入江紀子 著。近代麻雀オリジナルにて1990年~92年にかけて連載、単行本全2巻完結。

 大学時代に好きだった人は、麻雀同好会に所属していた。それがきっかけで麻雀を覚え、ものの見事にハマってしまった山瀬絵里は、その先輩に彼女がいるとわかった後も、大学を卒業しお茶くみOLになった後も、毎日のように麻雀を打ち続けていた。そんなある日、山瀬は大学時代からの行きつけのフリー雀荘のマスターに、いっそメンバーにならない? と誘われる。楽しくはないけれど楽なOL生活を辞めて、一番好きなことを仕事にする。悩んだ挙げ句、山瀬はついに会社へ辞表を出し、雀荘のメンバーとしての一歩を踏み出すが……。

 そんな出だしの、雀荘のメンバー(従業員)を主人公とした麻雀マンガ。今までは趣味としての対象であった麻雀が、仕事としての対象となることで、今まで気付いていなかった麻雀の様々な面に山瀬が気付いていく、と言う感じのストーリーです。好きが高じて仕事にしてしまうというのは理想論とも言えるかもしれませんが、麻雀という行為に対して一途とも言える山瀬の態度は、やはり見ていて応援したくなります。立場がメンバーなのでまず勝敗ありきという話にもあまりなりませんし、設定も非常にうまかったんじゃないでしょうか。麻雀雑誌に載る漫画としてはおそらく異色だったのでしょうが、面白い作品でした。

 作者はその後、麻雀漫画は一切描いていないというか、そもそも単行本で麻雀はほとんどやらないと書いていますので、続編とかはさすがにあり得ないんでしょうね。しかしそうなると、一体どんなきっかけがあってこの作品を描くことになったのかが、ちょっと気になります……。やっぱり当時はまだ新人だったわけで、仕事もらえるならなんでも描きます、という感じだったのかなー。

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