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2009/11/30

×××HOLiC

Img514 CLAMP 著。週刊ヤングマガジンにて2003年連載開始、2009年にタイトルを「×××HOLiC・籠」と改め、現在も連載中。単行本15巻まで以下続刊。

 あやかしが視えてしまう高校生、四月一日君尋(わたぬき きみひろ)が迷い込んだ屋敷は、願いを叶える代わりにその願いに見合った大切な物をもらうという、不可思議な雰囲気の中に存在する店だった。その店の女主人、壱原侑子が言うには、この世には偶然は無く、四月一日がこの店に迷い込んだのも、また必然であるらしい。にわかには信じられない四月一日だったが、彼が名前と生年月日を伝えただけで、彼の家族構成や家庭環境、さらには彼があやかしを視て困っているということを侑子に言い当てられてしまい、唖然としてしまう。そして四月一日は侑子に言われるがまま、あやかしが視えなくなればいい、という願いを叶えてもらうことになるが、侑子がルールに則って求めたその対価は、なんと彼の労働力であった。かくして四月一日は、願いに見合った労働力が提供できるその日まで、この店でアルバイトをすることになるが、それは四月一日と侑子、そしてこの店を巡る不思議な物語の、始まりであった……。

 そんな出だしの、オカルトファンタジー。ストーリーの基本は、店にやってきた客の願いを叶えるべく、侑子と四月一日がその手助けをする、という感じですが、終わり方はハッピーエンドばかりではなく、むしろ暗示的な、依頼者にとってはバッドエンドな終わり方も多いです。侑子にも四月一日にも謎な部分は多く、特に四月一日の謎に関してはストーリーの大筋の一つとなっており、意図的に演出されている不可思議な雰囲気と相まって、物語の臨場感を高めてくれていると思います。連載開始から約6年が経ち、つい最近本誌の方では物語が大きく動いたのですが、果たしてこの物語の行き着く先はどこなのか。これからも楽しみに読み続けたいと思います。

 そしてこの作品で忘れてはいけないのは、同時期に週刊少年マガジンで始まり、つい最近完結した同作者の「ツバサ」と、大きくリンクしていたということ。リンクしていると言っても互いのメインストーリーが絡み合うわけではなく、ツバサの主人公たちが異世界であるHOLiCの世界に何度かやってきて、侑子に願いを叶えて貰う代わりに対価を支払う、という感じなわけですが……ごめんなさい、実は私はツバサの方を読んでいないので、あまり細かくはわかりません。連載開始当初は読んでいたんですが、いつのまにか読まなくなって、単行本も買って無くて……。というか、ツバサを読んでないのにHOLiCを語るなんて、間違ってると言われそうですね。しかしツバサは全28巻と、量的にもちょっと手が出しづらいん状態。「カードキャプターさくら」の主人公が高校生になった姿が出てくるらしいとか、ちょっと読みたい要素もあるのですが、ツバサの内容を知らずにHOLiCを読んでるだけでも十分面白いので、ホント悩み所です。

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