2008/12/04

るくるく

Img116 あさりよしとお 著。月刊アフタヌーンにて2001年連載開始、現在も連載中。単行本9巻まで以下続刊。

 ボロ借家に住む中学生、鈴木六文がある朝目覚めると、そこには瑠玖羽と名乗る悪魔の女の子とその従者のブブがいて、たった一人の家族である父、三文が死んでいた。六文はるくの外見、仕草に惑わされそうになりつつも三文が死んでいることを問いつめるが、実は三文を殺そうとしたのは見た目中学生の天使、ミカエルであり、ブブが死にかけていた三文の魂を集めて、黒猫として転生させてくれていたのだった。こうしてやや釈然としないままも、六文とるく、ブブ、そして黒猫になってしまった父、三文の奇妙な共同生活が始まった。

 舞台は現代日本になりあさりよしとお流の萌えも含ませた形にはなっていますが、代表作「宇宙家族カールビンソン」の雰囲気をそのままに、宗教関連のブラックジョークをふんだんに織り交ぜた良作となっています。読むと、今も昔もあさりよしとおは変わってないなー、とある意味安心できます。こういうナンセンスな設定、どこかおかしい周囲の人々、主人公が一番フツー、と言う構図がホント好きなんでしょうね。比較的最近完結した「荒野の蒸気娘」も似た感じでしたし。

 そんな中でもるくるくのポイントと言えば、前述の通りあさりよしとお流の萌えが含まれていることでしょうか(もちろん私が勝手にそう判断しているだけですが)。ある意味読者を小馬鹿にした萌えなら他作にも含まれていますが、一般的な萌えとしてはるくは非常によくできていると思います。宗教色の強いブラックジョークはかなり過激な内容ではありますが、あさりよしとおの絵柄ならどぎつくはならないし、ネタの割には全然読みやすいと思います。

 で、ここまで書いておいて、実は私はあさりよしとおのもう一つの代表作、ワッハマンを読んでないんですよねー。そのうち読もうそのうち読もうと思いつつ、早幾年。そのうち読みたいと思います。文庫版でも出ないかしら。

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