OYSTER

2009/08/15

光の大社員

Img410 OYSTER 著。まんがタウンにて2005年より連載中、単行本2巻まで以下続刊。

 株式会社アルクメの新入社員、輝戸光の目標は、全ての社員の中において最も光輝く大社員となること。言い替えれば、全ての社員の中において、最も光輝く大社員となることなのだ! そんな目標の前には、入社してからアルクメがおもちゃを作る会社だと知ったことなど、ほんの些細なこと。行け、輝戸光よ、全ての社員の中において、最も光輝く大社員となる日まで!

 そんな感じの、勢いだけはあるビジネスギャグ4コマ。作者特有のシュールな笑いがてんこもりで、感性が合ってしまえば所かまわず笑わずにはいられません。作者の他作「男爵校長」シリーズも基本はシュールギャグですが、あちらは主人公が女子高生なので、「女子高生+シュールギャグ」としての評価になるんですよね。それに対し、今作はそういった要素は少なく、純粋に「シュールギャグ」としての評価になるでしょう。そして結果的な評価がけして男爵校長シリーズに負けていないとなれば、シュールギャグとしての評価は少なくとも男爵校長シリーズよりも劣ることは無い、ということになります。何を言っているかよくわからないでしょうが、ようは私の評価は、「男爵校長≦光の大社員」ということです。いやホント、これは面白いですよ。男爵校長もかなり面白いですけどね!

 一応タイトルについて書いておきますが、英語での副題が「Shine of Shines」となっており、直訳すれば「たくさんの輝きの中での一番の輝き」ですが、当然「社員 of 社員s」もかけているわけで、それらを掛け合わせたうまいタイトルだなー、と思ってしまいました。なんというか……褒めすぎ? サーセン。

 現在作者は、ちょっとストーリーに走りすぎだと思っていた男爵校長DSを終え、そのまま続き物である男爵校長High!を連載中。メインストーリーをつけるのかどうかはわかりませんが、今後も期待しています。

| | コメント (0)

2009/07/07

毎週火曜はチューズデイ!

Img373 OYSTER 著。まんがタイムオリジナルにて2007年~09年にかけて連載、単行本全1巻完結。

 ある日ネズミたちは気が付いた。火曜日は英語でチューズデイ、つまり我々ネズミたちの日であるということを! チューズデイ! 火曜日! この日を我々ネズミたちの休日とします! だけどネズミたちは、もともと毎日が休日のようなものなのであった……!

 そんな感じの、ハイテンションギャグ4コマ。ネタは「チュー」に関連する言葉遊びギャグが5割、チーズネタが3割、猫ネタが1割、その他1割、と言う感じでしょうか。作者の他作品同様、ちょっとシュールでテンポの良いギャグの連続で、笑いのツボが合えば非常に面白い作品だと思います。主人公は特定のネズミではなく、ネズミたち複数なので、わりとネタに制限があると思うんですよね。それでもこうして一冊にまとまってしまうくらいネタを出せるんだから、たいしたものだと思います。代表作である男爵校長DSが最近はちょっとストーリーに振り回されてしまっていた感じだったのですが、またこんな風に、何も考えずにただ読んで面白い作品に戻ってほしいと思っています。

| | コメント (0)

2009/01/07

男爵校長

Img160 OYSTER 著。もえよんにて2004年連載開始、もえよん休刊に伴いまんがタウンオリジナルに移籍するが、同誌休刊に伴いさらにコミックハイ!に移籍。2007年に一旦完結するも、翌号より完璧な続きである「男爵校長DS」を連載中。単行本は男爵校長が全2巻、男爵校長DSが1巻まで以下続刊。

 サルに奪われた生徒の鞄を取り返せなかったことに責任を感じ、頭頂部がハゲている三界高校校長が辞任を発表。だが後任はなんと、中世ヨーロッパ貴族のようなカツラをかぶった辞めたはずの校長、その名も男爵校長だった。というかそんなことはどうでもよく、元気で突拍子もない性格の芽野明璃花や、常識派だが時々壊れる樋口小夜子、着ぐるみ好きの不思議ちゃん入江ドナに、古風だが意外に融通も利く菜ヶ原弦音、ミリタリオタクで要領が悪い咲森小蘭、という三界高校に通う女子高生5人組が繰り広げる日常は、ちょっとシュールでわりとドタバタだけど、みんな真っ直ぐで真剣に毎日を過ごしているんですよ。

 そんな感じの学園ギャグ4コマ。ギャグと言ってもネタで笑わせるのではなく、テンポや雰囲気、行間で笑わせるタイプです。笑いどころが直感で理解できない場合は、多分いくら読んでも面白くないと思います。そのあたりが、シュールギャグたる所以ですね。アリカが突拍子もないんだけど意外に常識人で、そのあたりが個人的にポイント高いです。こういったシュールギャグ4コマは最近本当に増えましたが、これは面白いと胸を張って言えるのはなかなか少ないですね。この作品ですか? 文句なしに面白いです。

 ただ、現在連載中の「男爵校長DS」なのですが、かなりストーリー色が強くなってきてしまい、初期のシュールギャグ色がだいぶ薄まってしまったのが残念です。2巻で終わっていれば良かったのに……とならないように、これからもがんばってください。

 作者のOYSTERと言えば他にもいくつか作品を発表していますが、吉崎観音「ケロロ軍曹」の背景アシスタントをしているというのが一番有名かもしれません。ケロロを超えるのはそうとう大変だとは思いますが、吉崎観音だってケロロ前はそれほど売れてなかったわけだし、男爵校長のポテンシャルならまだまだブレイクできるはず。期待しています。

| | コメント (0)

その他のカテゴリー

| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | 単行本感想 | あさりよしとお | あずまきよひこ | いけだたかし | かがみふみを | こうの史代 | そにしけんじ | たがみよしひさ | ちばあきお | ひな。 | ふくやまけいこ | まるのすけ | みさき速 | むんこ | ゆうきまさみ | モリタイシ | 井原裕士 | 佐野妙 | 入江紀子 | 八木教広 | 叶恭弘 | 吉崎観音 | 和月伸宏 | 大井昌和 | 天野こずえ | 宇仁田ゆみ | 宮原るり | 小川一水 | 小池恵子 | 山口舞子 | 山名沢湖 | 山東ユカ | 岡崎二郎 | 岩原裕二 | 島本和彦 | 幸村誠 | 弓長九天 | 志村貴子 | 手塚治虫 | 施川ユウキ | 日本橋ヨヲコ | 星里もちる | 暁月あきら | 曙はる | 木尾士目 | 東屋めめ | 東村アキコ | 板垣恵介 | 林家志弦 | 栗橋伸祐 | 桂明日香 | 桜場コハル | 森薫 | 椎名高志 | 氏家卜全 | 水上悟志 | 渡辺航 | 湖西晶 | 皆川亮二 | 矢上裕 | 祥人 | 秋月りす | 竹内元紀 | 紫堂恭子 | 細野不二彦 | 緋采俊樹 | 羽海野チカ | 能田達規 | 芳崎せいむ | 荻野眞弓 | 藤田和日郎 | 西尾維新 | 近藤るるる | 重野なおき | 野広実由 | 金田一蓮十郎 | 長谷川裕一 | 雷句誠 | 青山広美 | 高橋留美子 | CLAMP | OYSTER | kashmir | アニメ・コミック | 日記・コラム・つぶやき | 読み切り